今夜は十五夜。関西は晴れそうでいいお月見が出来そうです。朝一番にススキを刈ってきて、秋の花たちや野菜を寄せて、お供えセットを作りました。
ススキは月の神の依り代。ススキがないときは秋の草花だけでも良いそうです。お月様への感謝の気持ちを表せばいいので。感謝の気持ち・・・私なら「いつも癒してくださってありがとうございます。庭を育ててくれてありがとうございます。」という感じかな。
年中行事の室礼も慣れると意外とチャッチャと出来るもんです。ワンパターンになるのは面白くないので、一応毎年工夫はしておりますが、お団子は食べきれないのでここ何年も作っておりません。
ススキと一緒に生けている秋の花は、藤袴や竜胆、吾亦紅。藤袴はディスプレイガーデンから手折ってきたものです。自生植物中心に自分の好きな花や、魅せる庭として使える植物を育てていますが、こういった年中行事に使えそうなものも何かしら育てています。
例えば、南天、椿、千両、葉蘭、木賊などは、育てやすく、和の暮らしに役に立ちますのでオススメです。少しでも庭にあると、室礼をする時の気軽さが違います。
今月の室礼のお手本は、またまた細見美術館のお茶室「古香庵」さんです。伺ったとき、思い切ってお軸やお茶の道具についてお尋ねしてみました。お話していましたら、ナント、先月私が見学に来たことを覚えて下さっていてビックリ。その時は静かに見ていただけなんですけどね。めっちゃ見てたからかなー?
床の間、飾り棚の等の上に、素敵に、でもさりげなーく飾られてるものは、どれもきっと一級品に違いありません!今回も目の肥やしにじっくり拝見しました。
本日のInstagramにはここに掲載していない画像をUPしています。もちろんお月見に因んだもの。よろしければご覧ください。→コチラ