前回の東京出張づつきで、建物探訪&アート鑑賞を書こうとしていたのですが、今度は新潟出張で、おまけに帰りは急遽途中下車することとなり、なんだかんだで更新が遅れました。先週のことなのに、随分前のような気もしています。でもきれいに写真撮れたので見て見て!
まずは、昨年世界遺産に登録されたことでも話題の国立西洋美術館へ。この日はあいにく企画展が終了した直後で、でもそのおかげで通常よりは静かだったのではと想像します。皆様もよくご存知かとは思いますが、この美術館は、ル・コルビュジエが設計した東アジア唯一の建造物(1959年竣工)。ピロティー、スロープ、自然光を利用した照明など、コルビュジエの建築的な特徴がよく表現されている作品と言われています。
建築については全く詳しくないので、一度その空間を体験してみたくて、今度東京に行く機会があったら絶対に行きたいと思っていた場所です。美術館好きにはたまりません♡上野公園のランドスケープも素晴らしいし、この日はとてもいいお天気に恵まれて、更に美しく見えました。
しかもここは、館内の撮影が許されている珍しい美術館なのです。ほとんどの作品が撮影できます。私もお気に入りの絵をiphoneに保存しました。いつでも鑑賞できて嬉しいです。普段は琳派ばかり見ていて、西洋絵画は久しぶりですが、ルーベンスは好きなのでコレクションを堪能しました。(懐かしのアニメ「フランダースの犬」のネロ憧れのあの画家さんですw)
入館料が大人でも430円とめちゃ安です。このロケーション、この収蔵内容で、驚きの値段。近くならフラッと行ってお散歩しながら一日過ごすのになぁと羨ましく思った次第です。
次は、銀座にあるポーラミュージアムアネックスで開催中の青木美歌さんの個展へ。彼女はガラス素材で菌類、ウィルス、細胞等をモチーフに目に見えない「生命の在りよう」をテーマとした作品を作られているそうです。この個展は偶然知って、視察途中に寄ったのですが、見れてよかったと思いました。とても好きな世界感、一気にファンになりました♪
滋賀に戻って調べてみると、ナント、彼女の作品が昨年すぐ近くで開催されていた「BIWAKOビエンナーレ」に展示されていたみたいです。自転車で見に行けたのに・・・知らなかった・・・Σ(|||▽||| )ガーン。次回も展示してくださるかしら?期待します。
興味のある分野はアンテナを張って見ているつもりでも、見落とすことも多々あり。でも出会った瞬間が、私にとっては適期だったと思うようにして、自分を慰めています。東京でも滋賀でも、どこでもいいのですが、いつも新鮮な気持ちで、色々な美しいものを体感して、感性を磨いていきたいです。
インターネットやメディア等バーチャルで見ていても、もうひとつ感覚に落とせない時があります。記憶に残りにくいのです。体感するということが、本当に貴重なことだなぁと感じるこのごろです。