散り紅葉 

師走らしく慌ただしい日々が続いています。

お陰様で色々なプロジェクトに加えていただいており、一つづつ丁寧に丁寧にと言い聞かせながら、でも締切りがタイトなので、息急き切って設計する毎日。

そんな中ほっこりさせてくれるのは、やっぱり庭の景色です。今年のモミジはとても鮮やかに紅葉してくれました。

夜が明ける静かな時間、出先で、お茶の時間、夕暮れ時、そんなちょっとしたときに季節を感じると、仕事に忙殺されずに、我を取り戻すことが出来るように思います。

仕事中は息を詰めたり逆にハァとため息をついたり。でも庭を見ているときは、息が深く一定なことに気付きます。余裕がない自分から少し余裕を感じる自分へ。そんな切り替えスイッチが庭のどこかに付いてます。

12月2日。紅葉まっ盛りの頃のモミジです。
美しーい(๑>◡<๑)
夜はライトアップするので、また一味違った眺めになります。今はクリスマスっぽくイルミネーションライトも飾っています。
風が強く吹いた日の次の朝。真っ赤な葉っぱが今度は足元にも。
同じ色の葉っぱは二つとしてありません。この微妙な色合い。本当にきれい♡
シマススキやアジサイ、ムラサキシキブなどは黄色くなります。赤だけじゃないところがいいんです。ツヤツヤの葉っぱは常緑低木のヤブコウジ(斑入り)。これは冬の間も緑を楽しめます。

すっかり葉っぱを落としきるまであと数日。それまで落ち葉掃きはしません。

落ち葉を堪能します。

落ち葉が集まれば、つい作ってしまう♡

理想は「落ち葉の絨毯」ですが、さすがに1本ではそこまでなりませんね。まぁご近所のことを考えると絨毯を作るわけにもいかないかな。街路樹だって落ち葉対策のために紅葉もそこそこに切られてしまうご時世です。

世知辛い?それとも?

私の感じるところを言うと、落葉樹はまだまだ嫌われもののようです。こんなに美しいのにね・・・。

小さな庭先から意識改革を起こしていけたらいいなぁ、と思います。

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この記事を書いた人

Dear Garden 代表
ガーデンデザイナー、一級造園施工管理技士

庭づくりを通して感じたことや、最新のガーデン事情、設計について、施工現場の様子、ガーデンデザイナーの暮らしや興味があること、などなど様々なコラムをお届けします。

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