十五夜に月光浴

昨夜の十五夜の月はちょうど満月でしたね。

皆様はお月見なさいましたか?

ここ近江八幡市の夜は、時折、叢雲がかかることもありましたが概ね晴れてくれ、美しい月を堪能できました。

昨夜の空はちょうどこのような。

観月の際は、テラスに出るのが常ですが、昨夜は寝室の窓辺で長く過ごしました。

そこからも月は良く見えて、置いてあるパーソナルチェアにゆったりと身を預けながら、飽きるまで眺めていました。月の光は、照明を消しても字が読めるほど明るくて、じっと見ていると眩しいくらいでした。

はじめの方は空け放した窓から虫の声が聞こえて、それがいいBGMになっていました。これぞお月見という感じです。

でもそのうち虫の声にも飽きて、何か他にないかなとサブスクで探して波の音を流してみたら、それがとっても月に合っていい雰囲気。家の中にいるはずなのに、海辺に座っているような心地がするから不思議です。

白い光に包まれ、心が落ち着いて、いつの間にかウトウト。気付けば夜も更けて、月は屋根の向こう側に行ってしまい見えなくなっていて、ベッドに入ったのでした。

月と波音、とても合います。

こんな風に月の光を浴びることを「月光浴」というそうです。

日光浴、森林浴はよく聞きますが、月光浴ってのもあるんですねぇ。

一般的に月が地球に与える影響は、光というより引力や運行によるもの。潮の満ち干、天気の動向、妊娠、産卵をはじめとする動物の行動、植物の生育などが、月の動きに大きく関わっていることはご存知でしょう。

月光浴とは、たぶん光だけでなく、そういった月の作用を束の間感じようとする行為なのかなぁと思います。一説によると幸せホルモンと言われる「セロトニン」や睡眠ホルモン「メラトニン」といったものが分泌され、心身を良い方向に導いてくれるとも。

私は元々月が好きなので、影響があるなら精神面かなと思います。

美しいものを見ると、気持ちが高揚したり、心が洗われるような感じがしますが、月に対してもそういう感情が湧いてきます。大きな存在に見守られているようにも感じ、気持ちが落ち着くというか、安らいできます。

以前手持ちのカメラで月の撮影にチャレンジした時の画像。表面の様子も何とか捉えることが出来ました。

月光浴をするには、満月の前後2~3日が最も効果を得やすいといわれています。

今晩、晴れたら月光浴してみませんか?

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この記事を書いた人

Dear Garden 代表
ガーデンデザイナー、一級造園施工管理技士

庭づくりを通して感じたことや、最新のガーデン事情、設計について、施工現場の様子、ガーデンデザイナーの暮らしや興味があること、などなど様々なコラムをお届けします。

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