先日、とあるお客様のお宅にお邪魔した折、お抹茶を点ててお菓子と共にご馳走してくださいました。その方は茶道を習っておられて、いつも手際良くお薄を点ててくださるのです。
今年最初のお抹茶は、しみじみと美味しくて、時間がゆっくり流れていくよう。このようにさりげなくお茶のおもてなしができたらいいなぁと思います。
私は茶道を習ったことがないし、茶会や茶事の経験もありませんが、お茶の世界観は大好きです。
茶道は御作法以外にもいけばなや書、建築、庭など日本文化の集大成。造園の分野でいうと、茶庭(露路)という素晴らしい庭がありますので、それを学ぶにつれ自然と親しむようになりました。
知れば知るほどに感性が磨かれるようで興味が増して、時々、見よう見真似の適当なお手前で一服したり、茶室・露路の見学や茶道具の展覧会に出掛けたりしています。
そんなこともあって、そのお客様から茶道のお話を聞く時間はとても楽しいです。
ところで、お抹茶といえば、袋入りだったり小さな缶に入ったものが多いですよね。私は20gほど入った缶(恐らく一番小さな缶)を常備しています。
困るのは、美味しく飲み切れないことです。ちゃんと冷暗所で保存してあっても、前に飲んだ時より、風味が落ちているように感じることもしばしばで、いつの間にか賞味期限が切れちゃってて。こんなに量は要らないなといつも思っていたのです。
そこで、そのお客様に「ご自宅で手軽に点てる時は、どんなお抹茶を使っておられるのですか?」とお尋ねしました。
すると「一保堂茶舗さんのスティック包装されたお抹茶を使っています」と教えてくださいました。1〜2杯分のお抹茶が個包装されているので、いつも新鮮な香りと味を楽しめるところが良いそうです。
まるで私の困り事を知っておられたかのようなお答えに「なるほど〜、そんな便利なものがあるんだ!」と感激して、その場でiPhoneで検索して商品をチェック。更に調べると、京都駅に隣接している伊勢丹の店舗に在庫があるとのことで、数日後、用事のついでに寄って求めてまいりました。
渋みが少なく飲みやすくて、とても美味しいお抹茶です。外出先にも持っていけそうで、例えば、花見をしながら一服なんて、なかなか素敵じゃないかと想像しています。
茶匙を使わなくてもいい手軽さも良き〜。これからは都度新鮮なお抹茶がいただけそうで嬉しいです。
私が知らないだけで、こういう品は探せば色々とあるのかもしれませんね。
さて立春、旧暦のお正月を迎え、いよいよ本格的に年が改まりました。
この機会にあやかって、久しぶり財布を新調しました。春に新調した財布は金運を上げるとか?言いますよね。
キャッシュレス化の波は私の日常までも変えて、この頃は現金を使うことが少なくなりました。出かける際に、スマホを忘れると慌てますけれど、財布を忘れても意外と困らないくらい。だから新調したお財布はとても小さなものです。
本日、改めて初詣に行ったついでに、新しい財布をお清めしてもらい、そして初出金はお賽銭と、縁起の良いお財布にしてまいりました。
これから使うのが楽しみです。