春の風物詩「都をどり」

さる筋から「都をどり」のチケットを二人分いただいたので、お友達誘って観てまいりました。誰かと出掛けるの久しぶりです♪

このところ毎日事務所に籠って図面とパースを描く日々。ノーメイク&普段着でひとり黙々と過ごしているので、たまには外の空気を吸いたい!!!半ば強制的にリフレッシュです。

都をどりは昨年に続き二度目。歌舞練場のある花見小路通りの入口に看板がありました。

京都はいつも観光客だらけですが、祇園は特に多いですね。日本人の方が少ないんじゃ?と思う程。派手なレンタル着物来た方にもたくさんすれ違います。

をどりの前にまずはランチです。久しぶりに会えたお友達の近況伺い。大人な雰囲気の中で、飲んで食べて喋って。あぁ、女性っていいなぁ!いいなぁ!

祇園花見小路通りは街並みがこのようなデザインで統一されており、とても風情があります。ランチは「RIGOLETTO」さんを予約。イタリアンレストランですが、この外観。
で、中に入るといきなり雰囲気が変わって!イタリアンって感じ(笑)これは2階で予想外に広いワンフロアです。ラグジュアリーなインテリアでとても落ち着きます。お味も量もサービスも良くて女子やカップルにオススメ。

をどりの前にもうひとつ。昨年見なかった歌舞練場内の庭園を散策しました。まだ桜も咲いていて良かった~。

歌舞練場のお庭は池泉回遊式庭園です。遅咲きの桜と芽吹き始めた木々の淡い色合いがきれい。
枝垂れ桜の下にいると、何とも言えない高揚感を感じます。ひとつひとつの花がみんな微笑んでいるような気がして。WEBお花見、皆様もどうぞ( ^ω^)/
小さな滝。覆いかぶさるモミジの芽吹きの勢い、奥のシャガの楚々とした明るさ、春ですね~。
2階の格子窓からの眺め。

広いお庭ですが、その木の多さにびっくりです。空に枝が踊るダイナミックな高木、繊細な中高木、花を咲かせる低木類と、しっかり3層ボリュームある構成。視点を変えて、建物の1階2階からも眺められるところがいいですね。贅沢な庭です。

お茶券付きだったので、踊りを見る前にお抹茶とお菓子をいただきました。芸者さんの点茶と舞妓さんのお給仕を見ながら、です。お腹いっぱいだったのでなかなかいただけず、この方たちばかり見ていました。艶やかどすな~。
開演前の舞台。この華やかな雰囲気、やっぱりいいわー。昨年は1階の左最前列で、観察できるほどの至近距離席でした。今年は全体が見たくて2階2列目にしました。

昨年も見たので、あそこまでの感動はないのかもと思っていましたが、改めて感動してしまいました。芸妓さんや舞妓さんの美しさ、囃子方の艶やかさ、芸の素晴らしさ、舞台美術や演出の華やかさ、何度見ても素敵♡♡♡ 夢の世界です。

最後に全員で総踊りがあるのですが、舞台から客席に向かって扇子を振る場面では、本当に風を感じて!その瞬間クラクラして、美のオーラというものを浴びた気がしました。でもでも、2階まで扇子の風が届くものなのでしょうか???隣に座っていたお友達も同じように感じていたようなので、私の勘違いでもないみたい。なんだろう、あれは・・・?キラキラキラーッ☆って漫画みたいな感じ。そういう演出?とにかくすごいパワーでした。

きれいなものを見た後は、見る前とはちょっと違う自分がいます。魅せるのがお仕事の方々の見えない努力を推し量ってしまいました。とても足元には及びませんが、せめて姿勢!ダラーンとしてないで、たとえ誰も見てなくてもシャンとする瞬間を増やそう。うん、いきなりずっとは無理だから、まずは増やそう。そして視線をウロウロさせない!それだけでまだマシというものです。

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この記事を書いた人

Dear Garden 代表
ガーデンデザイナー、一級造園施工管理技士

庭づくりを通して感じたことや、最新のガーデン事情、設計について、施工現場の様子、ガーデンデザイナーの暮らしや興味があること、などなど様々なコラムをお届けします。

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