紫陽花の盛りに 夏越しの大祓-2021

例年通り六月晦日は夏越しの大祓へ。

知らず知らずのうちに溜まった半年間の穢れを祓い、新たな気持ちで後半を過ごせるようにという年中行事です。

一番訪ねやすいのが、ディアガーデンから車で10分程走ったところにある沙沙貴神社です。いつも参拝している日牟礼神社は晦日18時以降でないと潜らせてもらえないので、なかなかタイミングが合わないのです。

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さて、沙沙貴神社さんの駐車場から山門へ向かう道すがら、迎えてくれるのは大きな紫陽花の木です。

神社やお寺、公園など敷地に余裕のある場所に植えられた紫陽花は、小さく切り詰めなくてよいので悠々とした枝振り。紫陽花本来の良さが味わえます。朝日と明るい木漏れ日をいただいて葉焼けもせず本当に美しいです。

皆様にも神社の澄んだ空気の中で咲く美しい紫陽花を是非ご覧いただきたく撮影しました。

シックな青紫色の紫陽花の前に可憐な露草。近所に田んぼや畦が少なくなり露草を見るのも久しぶり。
色とりどりの紫陽花。グラデーションが見事です。

今年はどこも紫陽花の花付きがいいような?

紫陽花に当たり年などないとは思いますが、そんな気がします。皆様のお庭ではいかがでしょうか?

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紫陽花を堪能して身を清めたら、いざ、茅の輪くぐり。

沙沙貴神社へはいつも早朝に伺うので、潜るとき参拝者はほとんどいらっしゃいません。なので厳かな気持ちで落ち着いて潜らせてもらえます。

今年の茅の輪くぐり、スッキリ晴れました。ゆっくりと潜り穢れを祓ってもらいました。

あぁ、今年も早、半分過ぎてしまいました・・・。

例年に比べ何だか慌ただしくて、ただただ目の前のことを処理するというか、文化的な暮らしとは程遠い日々でした。いろんな穢れを背負い込みまくっていたと思います。

茅の輪の香りと共にスカーッと浄化してもらえたなら嬉しいです。

そう思うことでまた目の前の課題に向き合えそう。出来ればあとの半年は、落ち着いた自分の時間もとれるといいな。

例年似たような画角になってしまうのでたまには違う角度から。拝殿から山門背景の茅の輪です。
本殿裏の庭で涼し気な半夏生

こちらの神社はいつ行っても美しく掃き清められていて、立っているだけで気持ちがスッキリシャッキリ。

境内には紫陽花の他、色々な自生植物が植えられていて、参拝後ゆっくりと見て回るのも楽しみです。今年は境内の端っこに植えられていた「タニワタリノキ」に注目しました。

「こんなところにこんな木あったっけ?」

常緑低木で横広がりの樹形、突起のたくさんある丸い花が何とも愛くるしいです。

帰って調べると、原産地は日本の九州南部や中国、インドシナとのことで、どうりでこの辺りの山では見かけないはずです。

でも冬に積雪のある近江八幡市でもなんとか育つみたいですね。

初めて見る花、タニワタリノキだそうです。丸い花がとっても可愛らしいです。
参拝の後は定番の水無月を。今年もたねやさん。
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この記事を書いた人

Dear Garden 代表
ガーデンデザイナー、一級造園施工管理技士

庭づくりを通して感じたことや、最新のガーデン事情、設計について、施工現場の様子、ガーデンデザイナーの暮らしや興味があること、などなど様々なコラムをお届けします。

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