植物の免疫現象

先日コロナワクチン3回目を接種しました。

打った当日から発熱して2日下がらず、腕は接種部に加え脇の下まで痛くなり…予想以上にしんどかったです。38度を越えても、風邪のように頭が痛くならないのが不思議だけど、倦怠感や悪寒は似た感じでした。

副反応は3回目の方が強く出る傾向があるとは聞いていましたが、実際こんなに体力と時間が奪われるなんて、なんだかなぁ。

これから接種する方を不安にさせてしまったかもしれませんね。でも2回目の時、副反応が強く出たのなら、甘く考えず、接種後のスケジュールに余裕を見ておいた方がいいかと思います。どうかご無理なさらず。

ありがたい頂き物で至福のTeatime。ワクチン接種前日のことでした。この後あんなに苦しむことになろうとは。

ワクチンと言えば、それに似ている植物の現象が報告されています。植物は一旦弱毒ウイルスを接種しておくと、次に侵入した強毒ウイルスに耐病性を持つようになることがあるそうです。

このような植物の免疫現象は知られていますが、免疫細胞という特別な細胞はまだ見つかっていません。リンパ球などのような細胞がないので、いったんウイルスが増殖してしまうとなくすことができないのです。

それなら人間が、植物ウイルスの増殖を抑える薬とか作れそうなものですが、ほとんど開発されていません。そういう薬より、ウィルスを媒介する特定の昆虫用の殺虫剤や抗菌剤を開発する方が容易いのでしょう。

しかし植物は、免疫細胞や殺虫剤に頼らなくとも、抗菌性物質や抗菌性タンパク質を作り防衛したり、他のウイルスに感染していない組織から新たな組織を再生させたり、たねを残す形で生き延びてきました。

動物は抗体ベースの免疫システムがあるけれど、完成した体をそのまま維持するしかありません。

ホント、大事にしなくてはね。

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この記事を書いた人

Dear Garden 代表
ガーデンデザイナー、一級造園施工管理技士

庭づくりを通して感じたことや、最新のガーデン事情、設計について、施工現場の様子、ガーデンデザイナーの暮らしや興味があること、などなど様々なコラムをお届けします。

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