夏休み前半ノコト

昨夜は台風10号の通過で大荒れでした。

皆様のところは被害はありませんか?雨風の直接的な被害も困りますが、交通機関の運休でご苦労をされている方も多いかと思います。無事御帰宅されましたでしょうか。

台風一過の朝、お掃除に恐る恐る庭に出て見ると。吹き溜まりに葉っぱが溜まっている程度で、どの植物も何事もなかったように揺れていてひと安心。

近年は茎のか細い植物ばかりを植えているので、折れるかも?と心配していましたが、なんのなんの。強風に逆らわず、身を任せ、そして受け流す。か細いけれど、しなやかだから強いんですね。

しなやかさって大事。改めて植物から教えてもらった朝でした。

台風一過、何事もなかったかのような涼しい顔をして咲く瑠璃柳。しなやかな枝は強い風をも受け流して。

さて、夏休み最初は夫の方のお墓参りに帰省しました。

お盆には少し早かったのですが、台風が来る前に参ることが出来てよかったです。結婚してからほとんど毎年欠かさず帰省して、こうしてお参りできるのも、兄家族がお墓を守り温かく迎えくれるお陰。

若い頃は深く考えることもありませんでしたが、年を重ねると、もし私達夫婦が本家だったら同じように出来るかな?到底務まらないだろうなと思うので、兄夫婦には感謝しかありません。

お盆は家族のつながりを意識する大切な時間ですね。

夏の野菜や果物を集めてお盆の盛り物。白や絣模様の茄子は兄の畑より。すごくお洒落な茄子でしょ?

夏休み前半、出掛けたのは結局このお墓参りだけ。

あとは台風情報を横目に手仕事三昧。

6月に参加した竹籠づくりのワークショップについては以前ブログでご紹介しましたが、それからも、もっと編んでみたいと思っていて、ようやく時間が取れて挑戦しました。

六つ目編みという基本的な編み方で作る籠。基本というけれど、すごく難しくて、悪戦苦闘しました。画像は難関をようやく超えて簡単な箇所に入ったところ。このあと更に悪戦苦闘することになります。

編みたい編みたいと思っていてなかなか出来なかったのは、時間がないこともありましたが、材料の竹ひごが手直になかったのです。

自分で竹を割って作るなんて出来そうもないし、ネットで探すかぁと思っていたとき、たまたま知人に話をしたら「どこで買ったかわからへんけど、家に余ってるのがあるからあげるわ」と言って、快く分けて下さったのです。ツイてる?こんなこともあるんだと。何でも話してみるもんですね。

その竹ひごの本数と長さでちょうど編めるのが、この六つ目編みの籠でした。

楽しそう~とワクワクで始めたのはいいのですが、次第にどよーん。ワークショップで作った「四海波籠」とは比べ物にならない難しさ、規則的に編むといっても、竹ひごの数が多いのですぐ訳がわからなくなってしまいます。普段ロクに頭を使っていないからか、全然出来なくて「もう、知らん!」と何度切れたことか。

それでも、折角いただいた竹ひごだからと自分を励ましながら、分からないところは適当に誤魔化して、何とか最後まで編んで完成!

完成した六つ目編みの籠。早速落としを入れて庭の花を活けました。黒い実をつけた白山吹や咲いていた花で秋を感じるアレンジメント。
合っているのか自分でもサッパリ分かりません。適当でもほどけなきゃいいかと思って。

ひごの幅が違うせいか、予定よりだいぶ大きくなってしまいました。でも遠目で見る分にはギリ耐えられそうな出来かと、自己満足です。かなり薄めの竹ひごでしたが、編むと頑丈になり、普段使いにも耐えられそう。

それにしても自分で作って初めて分かる、売っている竹籠の凄さ。左右対称だったり、筒のカーブが整っていたり、真っ直ぐだったり、網目が整然としていていたりね、信じられない手技のオンパレード。プロはやっぱり凄いです。

あー疲れた、でもやっぱりモノ作りは楽しい、面白い。仕事とはまた違う集中力があって、こんなに苦労したけれど、これが私のストレス解消法。またやりたいって思うのはもう病気でしょうか。

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この記事を書いた人

Dear Garden 代表
ガーデンデザイナー、一級造園施工管理技士

庭づくりを通して感じたことや、最新のガーデン事情、設計について、施工現場の様子、ガーデンデザイナーの暮らしや興味があること、などなど様々なコラムをお届けします。

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