街を歩けばどこからかキンモクセイの香りが漂ってきます。
ディスプレイガーデンには、キンモクセイならぬヒイラギモクセイの生垣があって、こちらはこれから咲きます。いま白い蕾がたくさんついていて、ちょうどキンモクセイが終わった頃に咲き香るのです。
この二つのモクセイの香りをかぐと秋も深まってきたなぁと感じます。

この頃は日差しがどんどん淡く、そして暖かく感じられるようになって、好きな音楽を流しながら部屋の窓辺で日向ぼっこをしていると、しみじみと言ってしまう。
「あぁ。秋って大好き」
夏の日差しは疲れますのでシャットアウトしていましたが、これから冬にかけては取り入れるつもり。
今夏、ダイニング照明用のダクトレールにハンギングプランツを設置したところに、サンキャッチャーを足してみました。
ちょうど手許にクリスタルパーツがあったので、いつもの如く適当に作ったものです。

サンキャッチャーとは、窓辺に吊るしたクリスタルやガラスをカットしたものに、太陽光を反射させて、その輝きを楽しむインテリアアイテム。
起源は不明で、北米大陸の南部に住んでいるネイティブ・アメリカン発祥説、冬季の日照時間が少ない北欧発祥説、様々です。

この場所に吊るしていると、朝と夕方だけですが、乱反射した光が虹の粒となって、ダイニングの壁に映ります。
小さな虹がいくつも浮かぶ様子はきれいで不思議で・・・見ていて飽きません。
屋外でふいに現れる虹を見つけると、何だか嬉しくて気持ちが明るくなりますよね。それと同じような感じがします。屋外の虹は滅多に見られませんが、サンキャッチャーの虹は晴れていれば必ず見られるところがいいです。
小さな子供さんにも喜ばれそうなインテリアです。
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長く自宅で仕事をしている私は、Withコロナのずっと以前から、こうした些細な+Oneを暮らしに取り入れてきました。
それは、自分が日々の暮らしに飽きないように、自分のご機嫌を取るために、です。
おうち時間を飽きないためには、季節の移り変わりに心を寄せたり、小さな変化を取り入れるのが結構効いてるように思います。
庭作りのことだけじゃなくて、気分が変わるちょっとした植物のあしらい方や、庭や植物との向き合い方、植物に足すと面白くなるもの、それにまつわるアレコレを、私なりに検証しつつ、これからもご紹介していこうと思います。
皆様がとっくに知っておられることも、きっと書いてしまうだろうけれど、読んでいただいたときに「そういえば」と思い出すきっかけになるといいな。