GW、今年は近場でゆっくり過ごしています。来週以降色々と予定があるので、今のうちに体を休めておこうかと。
今日は部屋を片づけて、端午の節句の室礼をしました。うちには小さな男の子はいないので大人のための室礼です。大人のためにすることと言えば「邪気祓い」「厄祓い」ですね。祓ってくださいと祈ります。
医療がこれだけ発達した現代でも病は気からといいます。心の中までお薬やメスは入れられませんから。いくら名医の手に委ねるとしても、大切な誰かや自分のためなら祈らずにはいられません。私の出来ることって小さいな・・・そう思いつつも、最後、拠り所となるものは「祈り(禱り)」なんですよね。
年行事の室礼で、節目節目で邪気払いをする。これで大丈夫と気持ちのリセットをして前を向く。それが私の年中行事との向き合い方です。
端午の節句の邪気払いには「薬玉」を掛けるのが習わしです。平安時代からある風習で、かの源氏物語や枕草子にも記述が残っています。
本式の薬玉は、麝香、沈香、丁子など種々の香料を玉にして錦の袋に入れ、菖蒲や蓬など添えて、五色の糸を長く垂らしたもの。私は沈香とディスプレイガーデンで育てている植物で作ってみました。
最初、ヨモギを摘みに行こうかと思っていたのですが、そういえば今年植えたアルテミシアって西洋ヨモギの一種だったと気が付いて、剪定も兼ねて切ってきました。菖蒲は蒲(ガマ)ですから、本当言うと花菖蒲とは全く違う植物。だからこれはモドキです。菖蒲に花菖蒲、アヤメに杜若・・・ややこしい植物ですな。
室礼を整え終わると電話が。
「蓬餅作ったけど、食べる?」
「わー、嬉しい!いただきます♡」
10分後、粒あんがたっぷり入ったやわやわの蓬餅が届けられたのです(*^ ^*) ヨモギ、ヨモギ、とずっと思っていたから引き寄せたんでしょうか?なーんて、都合のいい解釈。そんなことより、思い出していただけたのが有難くて。H様、いつも気にかけていただいて本当に有難うございます。
柏餅はもういいかなー。いや、やっぱり5月に食べるものだしなー、などと迷っています。
まだ食べるか?!ってツッコミ入りそう(汗