休業中の施工現場へ1ヶ月点検

GWには花巡りの旅へと、毎年どこかしら出掛けていましたが、今年は自粛です。そもそも植物園や庭園、公園なども他の施設同様に閉まっています。

きっとどの園も昨年からしっかり植え込みし、手入れもされていたでしょうに、苦渋の決断を迫られ休園。美しく咲く花を見ると、余計に辛いでしょうし、悔しいこととお察しします。

実際に見て頂くことも出来ず、来年の花のために切り戻しをされている場面をテレビで見ました。気の毒で胸が締め付けられます。でもどうか来年への希望をもって!作業されている方たちにエールを送りたいです。

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さて、今年の3月に植栽しました琵琶湖汽船(株)様の今津港。4月に竣工オープンされたばかりですが、実はこちらも滋賀県における新型コロナウィスル緊急事態措置の休止協力のため、4月13日~5月6日の間は全便欠航、そして臨時休業されています。その先も今のところ未定とのこと。

植栽工事からひと月ほど経過した4月のとある日、誰もいらっしゃらないだろうけれど、マスク着用の上、車(ドアtoドア)で、そっと様子見に行って参りました。

完成後に植物の生育状態のチェックに行くのは、これまでどの現場でも行っていたことで、ちゃんと芽吹いているかどうか?手入れは出来ておられるか?気になります。それに、もしも状態の良くないものでも、早期リカバリーで元気になる場合が多いので、見に行くことは大事だと思っています。

完成後これまで状態が悪いなどの連絡はありませんでしたが、プロの目で見て異常がないとはまた違いますので。

久しぶりの今津港です
高木が無事芽吹いていてホッ。

花壇は道路から普通によく見えるのですが、桟橋の方に回ると事務所に人影が。琵琶湖汽船の方が1名出勤されていました。

マスクをして2m以上離れて手短に・・・と思いつつ、いつも以上に緊張しながら挨拶をして見せていただきました。

上枝が強風の時揺れるのが気になるとのことで柱に結わえておられました。支柱が効いているのでコケることはないのですが気になるのはしょうがないです。このまま様子見かな。

植えたものは、小さな宿根草もなにもかも全部芽吹いており、おおむね順調なスタートが切れていました。「みんな機嫌良さそう」そんな印象です。

一株だけ、芽吹いてはいますが、地面から浮き気味だったので、植え直しておきました。見にきて良かったです。

一株づつ丹念に様子を見る。最後に全体にお水をたっぷり遣って。
レンゲツツジが可憐に咲いていました。

水遣りは特にご負担になっていないよう。念のため、梅雨まで2,3日に1度は遣っていただくようにお伝えしました。

やはり初年度は水管理が一番大事です。

全面欠航中でひっそりとした桟橋。賑わいが戻る日が待ち遠しいですね。

梅雨が明けるころには、草花が茂り、花壇の様子はだいぶ賑やかになっているはず。

そして人も増えて賑やかになって・・・と願います。

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この記事を書いた人

Dear Garden 代表
ガーデンデザイナー、一級造園施工管理技士

庭づくりを通して感じたことや、最新のガーデン事情、設計について、施工現場の様子、ガーデンデザイナーの暮らしや興味があること、などなど様々なコラムをお届けします。

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