11月の最終週はディアガーデンでクリスマスリースづくりのワークショップを開催しました。
ご参加くださった皆様には心からお礼申し上げます。お陰様で無事4日間の日程を終えることが出来ました。
さて、今日のブログは、そんなワークショップのレポートをお届けします。
今年ディアガーデンが提案するリースはリボンもキラキラも敢えて封印したブラウンカラーの「トラディショナル・シック」なリースです。
コロナ禍、社会の仕組みや生活様式などが一変し、未だ見えぬ相手に怯えて暮らしているからでしょうか。伝統的なものや落ち着きのあるものに心惹かれてこのようなデザインにしました。
想像の段階では、ちょっと地味すぎるかなぁと心配していましたが、作ってみると思いのほか見応えあるリースになりました。
ベースの緑はディアガーデンで育てているレイランドヒノキを使っています。ニュアンスを付けるために、フワフワした葉のヒムロスギを加えてみました。冬でも緑であるこれら常緑樹は、農作物の豊穣を表し、リース材料には欠かせません。
そしてオーナメントは様々な形の木の実をご用意しました。松ぼっくりやアンバーバーム、スターアニス、南京ハゼの実など10 種類。どれも不思議な形をしていて思わず見入ってしまいます。
これら材料をきれいに洗って乾かし、大きさを切り揃えたり、大きなオーナメントには予めワイヤーを掛け準備しておきました。
自分で作ろうとして一番苦労するのが、材料集めと下準備です。こういう邪魔くさい工程をすっ飛ばして、いきなり作りはじめられるのがワークショップのいいところなんですよね~。
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ここからはワークショップの様子を。
参加者様はリース作りは初めてと言う方が多かったので、最初に製作工程やコツなどをお伝えし、少し手間取る最初と最後だけお手伝い。あとの工程は同じ動作の繰り返しなので、とっても簡単なのです。
思い思いに手仕事の醍醐味を感じていただきつ、合間にお話をしたりワイワイと進めて参ります。
1時間程で素敵なリースが出来上がりました。
大き目のオーナメントは緑と一緒に結わえ、小さなオーナメントはグルーガンで直接くっつけていきます。どう配置するかで個性が出るのがシンプルリースの面白いところ。
出来上がったリースをドアに飾られた画像を送っていただきましたので二つご紹介します。
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コロナ禍、室内で行うワークショップを開催するのは初めてでした。
消毒や室内の換気、マスク着用、密を避けるなど、基本的な対策に加え、例年設けておりましたお茶の時間も感染防止の観点から省くこととしました。その変わりといっては何ですが、ささやかながら、クリスマスに因んだプレゼントを3つ用意いたしました。
一つは「ヒンメリ」です。
北欧の国でクリスマスやお祭り、結婚式の装飾品としても親しまれている飾りで「幸運のお守り」「光と影のモビール」とも呼ばれています。
窓辺や天井、棚の空いたスペースなど、好きなところに吊りさげるだけで、お部屋に北欧テイストをプラスしてくれて、とても可愛らしい。
制作をお願いしたのは、ヒンメリ作家のLepo by Yulan さま。実はこの方、ディアガーデンで以前お庭を作っていただいたお客様です。
お庭でライ麦を育てられていて、その茎を使ってひとつひとつ丁寧に作られています。ご自宅に伺うと大作からオリジナルデザインのものまでたっくさん展示されていて圧巻です。
プレゼント二つ目はディアガーデンオリジナル「木の実のリース」です。
上の画像にもあるように、壁に掛けたり棚にディスプレイしたり、テーブルコーディネートのセンターピースとしても使えそうな小さなリース。いくつか作りましたがちょっとづつデザインを変えたので、二つとして同じものはありません。
このリースは長持ちするので、毎年なにか自分らしいアレンジでお楽しみいただけたらと思います(^^*
プレゼント三つめはフランス流紅茶専門店 マリアージュフレールのクリスマス銘柄「CHRISTMAS PARTY」を10g。
コロナ禍でなければ、ワークショップ中にお菓子と共にお出しするはずでした。
変わりにご自宅で、この素晴らしい香りと共に、至福の時間をどうぞ~。
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毎年このイベントが終わるとホッと力が抜けます。
ツリーもイルミネーションもワークショップのために飾っているのですが、折角出したのでもうしばらく楽しもうかな。
本当なら梅田とか都会でイルミネーションや大きなツリーなどを見たいところ、今年は不要不急の用事もないので見られそうもありません。また来年以降のお楽しみにとっておきます。
今日から12月ですね。
有終の美は難しそうですが、やっぱりいい終わり方で2020年を締めくくりたい。たぶんあっという間に過ぎ去りそうなので、心して丁寧に日々暮らそうと思います。