これから夏にかけて、庭の花がどんどん咲いてまいります。
庭を持っていて良かったことのひとつ、それは、思うままに花が摘めること。この時ばかりは少女の気持ちに戻り、ワクワクしながら摘むのです。
満開一歩手前ぐらいの花を摘みたいのですが、そのまま咲かせて眺めとして楽しみたい気持ちもあります。余程たくさん咲いていない限り「思うまま」ではないけれど、摘んで風通しよくすることは、庭にとっても、良いことなのです。
昨日は、庭を新しくされたいというお客様とのお打合せでしたので、参考までに、ディスプレイガーデンの花を摘んでブーケを作り持っていきました。この地でよく育つものばかりです。
庭の草花でアレンジをするときの私なりのコツや手順。
- 摘むときは朝一番に。午後は植物が乾き気味になるので避けたい。水を張った器を傍らに持ち摘んでいく。
- 摘むついでに、咲き終わった花を切ったり雑草を抜いたり。ちょこっと庭の手入れもやります。
- 部屋に持ち込む前に、虫が付いていないかチェックする。ここで下葉を取っておくとゴミが増えない。
- 洗って下葉を丁寧に処理。花の中やガク、葉の裏に小さな虫や卵が付いてる場合が多いので、再度チェックして出来るだけ取り除く。
- 水切り後、出来れば半時間ほどは水に浸し、しっかり水揚げをする。
- アレンジする直前に植物の種類ごとに並べて置くと捗ります。(私はそのへん適当ですが)
- ブーケにするときは花→葉、花、花→葉とランダムに組んでいく。器に活けるときは枝や葉物から差していく。庭の花は茎が繊細なので、葉物枝物で支えます。
- 微調整して仕上げ。ブーケは輪ゴムで縛り茎を切りそろえる。器に水を張る場合、草花は少なめ枝物は多めで。
お花屋さんの草花と違って、庭の場合は、虫や埃がついていますので、その処理はしっかりやります。でも、十分取り除いたと思っても、どこからか虫が出てくることもあります。
ガーデナーならその位どうってことないと思いますが、人によりますよね。プレゼントする時はいつも以上に気を付けてはいます。
庭の花で作る小さなブーケは、作る人も、それを貰った人も、幸せな気持ちにしてくれます。
是非作ってみてください。