10月最初の日曜日、久しぶりに素敵な映画を見ました。昨年公開されたイギリスが舞台の映画「アバウト・タイム」です。
主人公はタイムトラベラーという、現実には有り得ない設定なのですが、テーマは家族愛や人間愛。キャストが本当に素晴らしい。音楽、セリフ全部好み。イギリスの雰囲気にどっぷり浸れて、最期泣けます。見終わったあと、窓の外の景色が輝いて見えました。
脚本・監督・製作総指揮はリチャード・カーティス。「フォー・ウェディング」「ノッティングヒルの恋人」や「ブリジット・ジョーンズの日記」「ラブ・アクチュアリー」など数々の作品を生み出された方とあらば、ウィットに富んだお洒落な映画に違いないと想像します。「アバウト・タイム」はそれに加えて、人生のキラキラした場面が満載で、悲しい出来事さえも、愛おしむように、描かれています。
ドーナル・グリーソン演じる主人公のティムは、愛する人メアリーを得てどんどん格好良くなっていく。メアリー役のレイチェル・マクアダムスは女性が見ても惚れそうな程キュート。私の好きなリンゼイ・ダンカンもティムの母親役で、今夏に見た映画「フラワーショウ!」に出てたトム・ヒューズはいけ好かないチャラ男役で出演。そして、そして、ティムの父親役ビル・ナイがめちゃくちゃいい!
好きなシーンは・・・ほぼ全部かな。まだ1回しか見ていないから特定できませんが、ティムの故郷イギリス南西部コーンウォールの景色が好きだな。どんな天気でも、ほぼ毎日のように海辺でピクニックを、週末は野外映画上映を楽しむ家族で、ちょっと変わってるけれど、その様子も素敵なのよね。
わたし、雰囲気やストーリーが好きな映画のうち、音楽と背景(インテリアや街並み、庭など)が特にお洒落で美しいものは、仕事中もBGMのようにして、流しているのですが、「アボウト・タイム」もそうなりそうです。
また見ていない方は是非。オススメです。