イマドキの散水ホース事情

それはいつも突然起こるのです。何がって?散水ホースの破裂です(笑)

先週、建物の裏側の水栓に接続している散水ホースが破裂しました。しかも!気づいていませんでした。気づいてくれたのはお隣の奥様。「なんか水の音が聞こえるなーと思って外を見たら、マブチさんちの水が吹き出してる!!!」って知らせてくれました。その少し前に使ったとき、うっかり蛇口を締め忘れており(手元のノズルで水を止めてただけの状態)、劣化した部分が水圧に耐え切れず破裂したようです。

時々こういうウッカリ、やらかすんですよねぇ。でもね、有難いことに「あーぁ、これマブチさん、全然気づいてないよ。やれやれ。」ってな感じで、大抵周りの方が知らせてくださったり注意してくださるの。恥ずかしさと猛省に苛まれつつも、気にかけてもらって嬉しいな有難いなと思います。周りにいっぱい助けてもらって自分がある、本当にそう。今回もお陰様で、早く気づけたから良かったものの、一日経ってたらと思うと怖くなります。

さて散水ホース。相当劣化してるし、またいつ破裂するかわからないので買い換えることにしました。

まずは、手っ取り早く近所のホームセンターを覗いてみました。相変わらず青のホースばっかりです。目新しいところでは、コイル状のやけに薄ら細いホースがありました。コンパクトで収納するとき巻かなくても良いのが売りだとか。便利そうだけど、破裂したばかりなのであの細さ(直径13mm)は不安です。これも青でした。ネットでは多色展開なのに・・・。前から思っていたのですが、店頭で売られているホースって、なぜ青ばっかりなんでしょう?!ずっと不満でした。あのどぎつい青は、庭の景色に全く馴染まないのです。

ホースの他、ブルーシートやバケツなど日用品に多い青。どうして青なのかというと、「爽やかそうだから」「清潔感がある色だから」「昔は青色の顔料が他より安価だったから」「よく目立つから」など諸説あります。なるほど、目立たそうとしているなら、庭で浮きまくるのは当然ですよね。メーカーさんの美的感覚を改めてもらうしかないのかも・・・(–;)

青いホースが庭で悪目立ちするのが嫌で、普段は鉢に入れてこんなふうに隠していました。ホースリール、実は個人的に好きではありません。きっちり巻くのに時間がかかりイラッとするし、大抵のデザインは庭に合わないと思うから。このホースはまだ当分使えそうなので破裂したものと交換し(裏だし人目につかないのでよしとするか)、新しいホースをこちらで使用します。

造園の現場では緑のホースをよく見ますが、あまりシックな緑ではありません。半透明っぽい緑というか。自動潅水のホースは黒が多いかな。なんか~、もっとこう、カッコイイホースはないもんでしょうか?庭の中にあって、おかしくない色、実用的でかつお洒落なホース。水を遣っている姿すらイケてる感じに見せてくれるような・・・、って求めすぎ?(笑)

探した結果、諸々の条件をクリアしてくれたホースがコチラです。↓三洋化成(株)さんのブラウンのホース。ノズルも合わせてブラウンにしたので、めっちゃいい感じ~(*゚▽゚*)

表面がサラッとしてベトつかない特殊表面処理を施した耐圧防藻ホースです。ノズルの散水パターンは9種類(多いです)。デザインと機能はパーフェクト。20mあるので重いかなと心配でしたが、体の大きい私にはさほどでもありません。あとはどれだけもつか。お値段は、一般的なホースの3倍以上します( ̄▽ ̄)ウーン でも、好みのものなので満足しています。
鉢の色にも馴染みます。遠目からみても一体感がありますよね?

最近ようやく選択肢が出てきました。色もブラウンの他に、グレー、深緑、など庭で悪目立ちしないものもあります。主にインターネットで探してもらうか、私のような造園エクステリア関係の業者から買えます。庭の植物や構造物、アクセサリー、水栓に特別な思いがあるなら、ホースの色やホースリールのデザインを選びたいと思っても不思議ではありません。お気に入りの道具を使う喜び、そして眺める喜び、わかります。

水遣りが楽しくなりますよね~o(*゚▽゚*)o

ディアガーデンで取り扱いのある散水用品の一部。庭の雰囲気に合わせてお選びいただけます。ご興味のある方はサイトの「contact」よりフォームにてお問い合わせください♡

話を最初に戻しますが、ゴムで出来ている以上、劣化は避けられません。いつかは突然破裂する可能性があります。今回の失敗を踏まえて、散水後は元の蛇口を締めるのはもちろん、私の場合は、更にホースを取り外しておく位のことをしておかないとダメかなぁと思います。

梅雨が明けると水遣り作業は本格化します。お宅のホースは劣化していませんか?

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この記事を書いた人

Dear Garden 代表
ガーデンデザイナー、一級造園施工管理技士

庭づくりを通して感じたことや、最新のガーデン事情、設計について、施工現場の様子、ガーデンデザイナーの暮らしや興味があること、などなど様々なコラムをお届けします。

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