このごろは設計業務で、一日があっという間に暮れていきます。
合間にお客様と打ち合わせや、建築現場にお邪魔して実際の見え方を確認したり、出張することもあるし、遠方過ぎる場合はウェブ会議をしています。
それで、その都度図面を修正しつつ、プランを仕上げていきます。
庭の規模やご依頼内容は様々。それぞれに難しい点はあるのですが、少しづつ庭ありきの建築に関わらせてもらえるようになり有り難く思います。
建物が出来てから「余ったスペース」に庭を造るのではなく、庭の場所を予め作る。庭を魅せるための窓も考えられています。
庭はおもてなしの一つで、集客にもつながると考えてくださる企業様もおられます。
そこに住まわれる方やお店に来られた方が、さりげなく計算された景色を眺めた時、ほっと安らげたら。
これまで植物のことを何とも思ってなかったのに、ちょっといいなと思えたら・・・。
地球の生物量の8割~9割を占めるのは植物で、人は0.01%にすぎず誤差として無視できるほど僅かと言われています。何も興味がなくとも何かしら影響は受けているはずなんですよね。
他人の価値観を変えるなんて大それたことをするつもりないけれど、人は環境に左右されるものだから、私の出来るアプローチはしてみたい。
なんて思うのですが。
どの建築もとても素敵なので、緑が入ると更に素敵になりそうで、庭の完成が楽しみです。