クラフトタイムー秋色アジサイのリース

今月の中頃に活けていた秋色アジサイがうまい具合に渇きました。いま時分のアジサイは、株自体がだいぶ乾燥しており、ドライフラワーにしやすいのでオススメです。それで、先週末、久しぶりにリースを作りました。5本あったので、テーブルに飾るセンタピース用とドア用にひとつづつ。

アジサイは初夏の花ですが、放っておくと、大抵は色がまだらに褪せ、紅葉するもの。緑っぽい中に青やピンク、赤が混じって、初夏の頃とはまた違った良さがあり、およそ11月末頃までその様子を楽しめます。近年「秋色アジサイ」と書かれて売られているものは、その中でもとりわけいい状態で紅葉する品種のことを指します。大株でないと、なかなか毎年秋色を楽しめないのですが、シックな落ち着いた色合いは、やはりこの時期ならではの美しさです。

リースの真ん中にキャンドルを置くと、センターピースらしい。これはモーブ色になった花で作りました。

私はクラフト歴ウン十年。昔からものづくりが好きだったので、いつから始めたかなんて、もう定かではありません。道具や工具類はあらかた揃ってきました。何か作ろうかなと思い立ったとき、主な材料さえあれば、すぐ取り掛かれるのが、長年やってる利点でしょうか。このリースも、夕方小一時間程で完成しました。

今回使う道具はグルーガン。小房に分けたドライアジサイを、リース台(細い枝を丸めたよく見かけるアレ)に固定するのに使います。リース台の隙間に少しグルーを垂らし、乾かぬうちに、素早く刺していきます。それを全体のバランスを見ながら繰り返していけば完成です。グルーガンがなければ、木工用ボンドでも代用できるかと思います。簡単ですよ。

ドアリース。これは直径40cm弱くらい。秋色アジサイのみのシンプルリースです。一種類だけだとモダンになりますね。
暗くなってキャンドルを灯すとこんな風。秋の夜っぽいです(=´∀`)

ドライフラワーは、長持ちしそうに思われがちですが、私はもって2、3ヶ月くらいと思っています。色が褪せ過ぎたり、ずっと飾っているものは、清潔感もなくなっていくような気がして。だからこのリースも、10月いっぱい飾ってるかどうか。なんて言ってるうちに、クリスマスがやってきますし。

庭は四季によって勝手に景色が変わってくれるけれど、インテリアはそうはいきません。自分で変えないと、当然ながら季節感も出ませんね。庭のものを室内に取り込むという方法は、簡単に季節感を取り入れられる方法です。家全体としてみるとき、統一感も出ますし、なによりお手軽です。

そのまま飾るのもよし、今回の私のように少し手を加えるもよし。色々考えるのもひとつの楽しみ。そんなアイデアをこのブログで、これまでも随分と書いてまいりましたが。流行りがありますので、これからも、旬なアフターガーデニング、ご紹介していけたらと思います。

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この記事を書いた人

Dear Garden 代表
ガーデンデザイナー、一級造園施工管理技士

庭づくりを通して感じたことや、最新のガーデン事情、設計について、施工現場の様子、ガーデンデザイナーの暮らしや興味があること、などなど様々なコラムをお届けします。

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