ムック本「小さな家。」

家づくり真っ最中の方、ナチュラルなインテリア好きの方におススメの素敵な本を見つけました。建物と緑の関係性もすっごくいい感じ。参考になりますのでご紹介します。

ページを繰りながら、行きつ戻りつ何度も眺めてはため息。あぁ素敵。これはデジタルではなく紙でじっくり見た方がいいかも。

「小さな家。」時をつむぐ、豊かな暮らし(発行:株式会社エクスナレッジ 1,600円+税)

ひと昔前は、少しでも大きな家に住むことが、豊かさの基準の一つでした。けれど、暮らしや住まいの質がよくなったかというと、そうではありません。もう、ものも多く入らないし、家を大きく作ろうという時代は終わりました。これからは身の丈にあった家で、豊かに暮らすことを目指す時代なのです。(序文より引用)

延べ床面積48㎡から116㎡の「小さな住まい」の記録

小さな家とありますが、掲載されている住まいはどれも狭さを感じさせず気持ちよさそう。共通点は、ライフスタイルに沿った間取り、無垢の建具や家具の上品な佇まい、そして視線の抜ける先には溢れる緑、です。

街中であっても、自然を近くに感じられるような暮らし・・・季節や時間で変わる光を楽しんだり、窓外の緑を愛でながら寛いだり、そんなことが当たり前に取り入れられている住まいばかりです。背景が素晴らしいのでインテリアも映えるんです。

家の中も外も溢れんばかりの緑のお宅。インテリアも素敵ですが緑があると生き生きとして見え暮らしに潤いを感じます。

私はガーデンデザイナーですから、庭目線で見ますと、

とてもさり気ないのですが、成功の要因として、ご近所の庭や裏山、公園の緑など、借景となりそうな要素を見逃さずうまーく取り込むような窓の切り方や、庭木の配置が伺えます。

インテリアと庭の間にもグリーンが配されているので、視線が自然と流れていきます。絵になります。

景色づくりって何気に大事。それがわかる実例でもあります。

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この記事を書いた人

Dear Garden 代表
ガーデンデザイナー、一級造園施工管理技士

庭づくりを通して感じたことや、最新のガーデン事情、設計について、施工現場の様子、ガーデンデザイナーの暮らしや興味があること、などなど様々なコラムをお届けします。

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