初夏の明るい日差しを受けて、庭は今まさに色めき立っています。
ディスプレイガーデン(ディアガーデンの庭)では、少し前までの花色は白が中心だったのが、今はピンク色と青。6月になると青が主役になりそうです。
ディスプレイガーデンは、省メンテナンスで維持できるよう緑を主体にデザインしていまして、花はおまけ的存在です。
日当たりの悪い場所がほとんどですから盛大に咲かせるの難しいし、そもそも「色とりどりのお花がいっぱいでかわいい〜」という雰囲気は私の好みではありません。あくまで自然にアクセントとして咲いてて欲しい。それがディスプレイガーデンの趣旨なのです。
そんな風に取り入れている花だから、目立つのは短い期間。初夏と初秋だけです。
若葉が輝いて花も咲く初夏は、ディスプレイガーデンが一番華やかになる時期です。
だいぶ眺めが定着してきました。
それでも毎冬、微妙に配置を変えたり、株を増減したり、少しづつアップデートしているのです。
新しい株を植えるスペースは全く残っていないので、整理して入れ替えたりもしています。
ブログでは残念ながら、香りがお届けできませんが、前庭ではフジバカマの葉が甘い香りを、テラスではレイランドヒノキが森のような爽やかな香りを振りまいています。
朝方や雨上がりに庭に出ると、特に強く香っていて、思わず深呼吸してしまう程の心地良さです。
こんな風にある程度広い範囲で香らせるには、草花の香りよりも、葉っぱの香りとか木の花の香りが有効です。
そうそう、初夏の香りといえば、バラは外せませんね。
バルコニーで育てている鉢植えのバラは、GW明けだったか?例年より少し早めに咲き始めました。
嬉しいことに、今年はアブラムシが全く発生しません。特になにも予防していなかったのにも関わらずです。たまたまかな?
でも他の植物には相変わらず発生しています。
手で潰したり水で吹き飛ばすことを繰り返していると、そのうちいなくなります。恐らく天敵も食べてくれているのでしょう。アブラムシが目に付くのは春だけですので、目の敵にするほどの存在ではありません。
カイガラムシも少し付くのですが、「共生関係」であるアリが、居場所を教えてくれるので、今の時期は、見つけ次第手で取っています。
花の時期は虫たちも勢いよく活動します。それが自然なんですね。
個人庭の場合、虫がついても、要は枯れなききゃいいわけです。あまり神経質になり過ぎると、かえって自分を苦しめてしまいます。
虫よりも、この素晴らしい季節、そして輝いているお庭にフォーカスして楽しみましょう。