ディスプレイガーデン、ようやく紅葉の見頃です

ディアガーデンのテラスで育てているイロハモミジが、ようやく紅葉の見頃を迎えました。

昨年に比べ10日以上は遅いような???今年は真っ赤になるというより、グラデーションがきれいです。

むかし手入れのときに折ってしまったところや、台風で葉先が痛んでいるところ、蓑虫にうっかり葉を食べられてしまって丸裸の枝もあるし・・・完璧とはいえない姿ですが、それでもたくさんの葉が残り、感動のフィナーレを迎えようとしています。

一年間、庭仕事に精をだして、そのご褒美にこの景色。感動しないわけがない。

当のモミジはといえば、来年また美しく成長する準備を、静かに着実にすすめ、いままさに最後の仕上げに取り掛かっている段階。

晴れた日の赤は、透明感があって何とも美しい。

このモミジだけではなく、多くの落葉樹は、冬支度を夏頃から始めます。

徐々に活動を弱め、体内の水分を減らし、休眠に入る前には、葉っぱに蓄えた栄養を分解して幹や根っこに送ります。必要なくなった葉は、枝との間に分離層を形成して、あとは風に吹き飛ばしてもらうのを待つばかり。この流れが表面上は紅葉~落葉となって表れているの。

傍で見ていていつも思う。君は一生懸命生きてんなーって。突然連れてこられたこの狭い庭の片隅で、文句も言わず(言ってるかもしれないけど)自分を育ててさ、それでいつの間にかこの場に適応しちゃって。

植物は自分で動けないだけに、適応能力が本当に素晴らしい。

・・・そんなことをツラツラと思いながら、毎日紅葉を愛でています。しかも独り占めです(^^*

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朝、リビングに入るとまずこの景色↓

小さなリビングなので、視線が外に抜けるように意識した設計です。

部屋から、また、庭に出て、毎日同じようで新しい景色を見てる。

インテリアと違って庭は、四季折々、自動的に景色が変わってくれるから、本当に飽きません。

ガーデンテーブルに映るモミジ。床紅葉風に撮ってみました(^^*
ダイニングテーブルは黒ではありませんが、結構映ります。夏の青葉も綺麗に映るんですよ。
日が落ちてからも、庭はまた変わる。満ちていく月と紅葉。

散り紅葉も含め、まだ来週いっぱいは楽しめそうです。

堆肥にするのでその落ち葉を集めたり、宿根草の枯れた部分を整理して、トクサもざっくり地際で刈ったり、寒さ除けにマルチングを施したり、あと諸々。今年のガーデニングの仕事納めもそろそろ。皆様も暖かい日を選んでやっちゃいましょう!

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この記事を書いた人

Dear Garden 代表
ガーデンデザイナー、一級造園施工管理技士

庭づくりを通して感じたことや、最新のガーデン事情、設計について、施工現場の様子、ガーデンデザイナーの暮らしや興味があること、などなど様々なコラムをお届けします。

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