造園外構工事、ご依頼のベストタイミングとは?

あっという間に9月も末。

例年なら「もうすっかり秋ですね~」と綴るところ、今年はまだまだ暑い!日中は未だ30度超えの「夏日」が続いております。長期予報によると、今秋はこれまた異例の暑い秋になるとのこと。あぁ。

そんな中、秋を感じるのはもっぱら夕暮れから夜にかけて、でしょうか。

昨夜は十五夜で、冴え冴えとした空に輝く望月を愛でることが出来ました。秋に月がひときわ美しく見えるのは、月の位置が低過ぎず高過ぎず見上げやすい、また、空気が澄んでいるからだそう。

秋の夜長、お月見は私にとって癒しの時間。月白の空や満ち欠けする様子なども合わせて楽しみたいと思います。

昨夜は十五夜のお月見をしました

さて、ディアガーデンでは、夏の間お休みしていた造園工事が10月より随時着工します。

ここ滋賀県では、これから12月までの期間は比較的気候が安定しており、植栽工事の適期です。

猛暑の最中でも植えられますが、台風対策やその後の水遣り等メンテナンスが大変ですし、植物も傷む可能性があります。ですので、お急ぎでない場合は、秋以降の施工をおススメしています。

(外構工事については時期はさほど関係ありません。ただ真夏真冬のコンクリート土間打設の価格が変わる場合があります)

待つというのは、時として難しいこともあります。でも人の時間とは違う「植物の時間」に合わせることは、庭作りにおいてとても大切なこと。このような事情も頭の片隅に置いて計画されると良いと思います。

2年前の晩秋、ディアガーデンの植栽工事の様子です。

新築に伴う造園外構計画をお考えの方へ、もうひとつお伝えしたいことがあります。

もし、住宅会社様以外に頼もうと思われているのなら、住宅設計や予算決めの段階で、私達にご相談ください。

施主様にとってメリットが多いので、このメッセージが伝わったらいいなと思いますが、これがなかなか。

きっと間取りや内装、家具などを決めるので頭がいっぱいでしょうから、難しいとは思いますが、どのみち考えなければならないことです。

同時に進めてくださると、かなり理想に近い住まいに近づくはずです。

相談しなくても大体分かるし、暮らし始めてから何とでもなるとお考えかもしれません。でも後から出来ないことがあります。「何とでもなる」のではなく「なるようにしかならない」ことが出て来ます。

例えば、建物の配置、窓の位置、駐車駐輪をどうするか、各種配管の位置、玄関の造りなどは、外回りの工事に大きく影響します。これらは後から変えられないことですので、後々のことを考えて建築設計時にアドバイスが出来ます。デッキやテラスを作るなら、建物の基礎工事のついでに出来ることもあります。

住宅会社様にもお願いしたいです。外回りとの関連性をもっと突っ込んで考え作っていただきたいです。「あとで外構が何とでも納めるだろう」という思いが見える現場は少なくありません。苦労しています。

建物だけで暮らし全ては成り立ちません。お庭や外構も初めから「ひとつのもの」として考えていくのは当たり前のことだと思うのです。外との関連は何かしらあって、それらを上手く取り入れたり、取り入れなかったりして暮らしはもっと豊かになります。

ご相談はお早めにどうぞ →CONTACT

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この記事を書いた人

Dear Garden 代表
ガーデンデザイナー、一級造園施工管理技士

庭づくりを通して感じたことや、最新のガーデン事情、設計について、施工現場の様子、ガーデンデザイナーの暮らしや興味があること、などなど様々なコラムをお届けします。

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