GW Gardening

GWいかがお過ごしでしょうか。

9連休の方もいらっしゃるようですね。ディアガーデンはカレンダー通りにお休みをいただこうかと思っています。

ここんとこ落ち着いて家事をする時間もなかったので、この機会に大物を洗濯しまくり、衣替えをしてスッキリさせました。晴れの日が続くタイミングで庭仕事も。

どんどん芽吹いてくる花壇をチェックすると「あれ?昨年までここにいた○○がいない???」なんてことがたまにあります。

恐らく周りの勢いに負けて枯れちゃったか、雑草の芽を摘むときに誤って一緒に処分してしまったか、どちらかだと思います。繊細な植物は時々こんな風にして突然居なくなっちゃう。私が大雑把なのかもしれませんが。

ディアガーデンの庭(ディスプレイガーデン)の植物はもう飽和状態。新しく植えるには、何かを処分するか、株分けして小さくするか、鉢上げしてどこかに移動するしかありません。それでも毎年植えたい植物や増やしたい植物があるので、今回のような自然消滅はかなり前向きに捉えます。

という訳で、その空いた場所(前庭の中央部)に新しく追加したのはペリシカリア「ブラックフィールド」です。

ペリシカリア「ブラックフィールド」葉を見るだけでいかにも丈夫そうでしょ?前庭は既に飽和状態で株間は本当にギリッギリです。今年の成長を見て他の植物を間引くか、ペリシカリアを移動させるか決めます。

ペリシカリアは蓼(タデ)科の植物の学名です。ブラックフィールドという品種は、夏に伸びた茎の先にシックな赤い花を穂状に咲かせます。赤と言っても細い穂状なので派手さは全くなくて、晩夏から秋にとても合いそうな自然な色合い。

その頃の前庭は、グラス類や三尺バーベナなどが旺盛に茂っていますが、花はそう多くありません。濃赤の花がアクセントになってくれたらいいなと期待しています。

蓼(タデ)はそこらへんに自生しており普段よく見る花はピンク色が多いです。「蓼食う虫も好き好き」なんて諺があるくらい身近な植物。鮎をいただくときの蓼酢は、この草の新芽で作られますので、和ハーブと呼んでもいいかもしれません。

日本にも自生する植物なので、育てるのは容易なはず。楽しみつつもこの場所以外で増殖しないように注意して育てる、というのが外来種と付き合うマイルールです。

ペリシカリアの他には、切り花用としてクレマチスを育て始めます。ビチセラ系で中輪濃青紫花の「ソワレ」とモンタナ系で淡いグリーン~白の半八重咲き種「プリムローズスター」の2種です。

やっぱり植える場所がないので、ひとまず鉢植えからスタートです。アレンジメントを作るくらいなら鉢植えでもどうにかなるかと。相当昔になりますが、モンタナ系を育てたことがありますので、久しぶりのクレマチ栽培にワクワクしています。

ディスプレイガーデンは花を可愛らしくワンサカ咲かせる庭ではないので、GWの庭仕事はこれにて終了。本当に簡単です。

次は梅雨前に透かし剪定と虫捕りをしようと思います。

Please Share!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Dear Garden 代表
ガーデンデザイナー、一級造園施工管理技士

庭づくりを通して感じたことや、最新のガーデン事情、設計について、施工現場の様子、ガーデンデザイナーの暮らしや興味があること、などなど様々なコラムをお届けします。

目次