やっぱり好き!西洋アジサイ「アナベル」の魅力

花嫁さんの綿帽子のようなアジサイ「アナベル」が見頃です。アジサイならどんな品種でも好きですが、アナベルの繊細さは特別。ディスプレイガーデンにも表通りからは見えにくい場所、テラスの花壇に3株植えてあります。

部屋の中からみたテラスのアナベル。白いボールが浮かんでいるみたいです。宵の口あたりの時間帯も白が際立って見えて雰囲気あります。
年を追うごとによくなる株。緑がかった白が本当に美しい。日当たりのいい場所の方が花付きはいいです。肥料は花後と冬の2回。剪定で株の大きさを調整できるし、病害虫の心配もなし!本当に育てやすい品種だと思います。

白い期間は意外と短くて、すぐ薄緑色に変わってしまいます。でもそこからその状態のまんま11月の末迄います。アナベルはその年新しく伸びた枝に花芽がつくので、剪定時期が普通のアジサイよりずっと遅くても大丈夫。鑑賞期間の長さも魅力的です。私のお客様にも(アジサイが嫌いでなければ)大抵おすすめしている程、アナベル好き(笑)

ドライフラワーにしても素敵で、私はそれでリースを作ります。ドライにするには、株が乾き気味の秋頃に切って、2cm程水を張った花瓶に差し放置。自然に水切れをさせると失敗がありません。

過去のブログ画像より。薄緑色になったアナベルを壁に飾って。
ドライにしたアジサイで作ったリースです。梱包材として使われる細い紙を楕円のベースに巻きつけて作っています。
アナベルは西洋アジサイですが、こんな風にちょっと和にアレンジにしてもいいと思います。

・・・と、アナベルについては、毎年この時期ブログで同じようなことを書いていますが(^^; だって、こんなに優秀な低木はちょっと見当たらない。「さほど手もかけてないのに、こんなにいい子に育って・・・オホホ。」と自慢したくなること間違いなし!ですよ。

ディスプレイガーデンには、現在大本命のアナベルの他に、秋色アジサイ2種、山アジサイ1種のアジサイが育っています。6月中に追々ご紹介したいと思います。

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この記事を書いた人

Dear Garden 代表
ガーデンデザイナー、一級造園施工管理技士

庭づくりを通して感じたことや、最新のガーデン事情、設計について、施工現場の様子、ガーデンデザイナーの暮らしや興味があること、などなど様々なコラムをお届けします。

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