アジサイの剪定適期です。
最初にこんなこと言って何ですが、アジサイの剪定は難しい。何年やっても思った風にはなりません。
色々やった結果、アジサイにとっては、花殻だけ切るくらいの剪定が一番良いのでは?と思います。あまり切り詰めない方が、樹形も伸び伸びとして、花は毎年たくさん咲いて、アジサイらしい美しさが堪能できます。山寺のアジサイがあのように美しいのは、あまり強く切り戻さないから、かと。
だから狭い庭で、樹形はふんわりコンパクトに!でも花はたくさん!!・・・なんて、そう都合良くは行きません。
でもアジサイ、大好きです。
花が小さく少なくとも、自分の手で咲かせたアジサイは可愛くてたまりません。
ここで、アジサイの剪定のポイント
〇一般的なアジサイを来年も咲かせたいと思うなら、7月の中頃までに剪定するのがセオリーです。翌年の花芽が出来るのが秋なので、それ以降切るのは論外!少し早めに剪定して木のエネルギーを多く保とうというのが狙いです。
植物にとって花や実(種)をつけることは、大変なエネルギーを要することなのです。折角の秋色アジサイだからと、秋までそのままにしていると、翌年の花付きが悪くなります。
〇切る位置は、花から数えて2~3節下の芽のすぐ上で。
〇剪定が遅くなると、花芽が葉芽に変わることもあるそうで、その場合、葉が落ちてから再度花芽を確認しましょう。プックリしているのが花芽なので、直ぐ上で切るといいです。
こんな感じで剪定していると、だんだんと木が大きくなっていきます。個人の庭では植物それぞれのバランスが大事ですから、たまには心を鬼にして、強めに切り戻さねばなりませんね。
ディスプレイガーデンのアジサイは、2年前に強剪定をしましたので、今年はセオリー通りの剪定をしました。
++++++++++++
剪定といえば、
今度の土曜日、18日に「植木剪定のワークショップ」を開催します。
剪定のワークショップは初めて行います。今後も行えるかどうかはわかりません。こんなご時世、いつどんな制限があるかもわからないし。なので、ご都合がつけば是非いらしてください。
++++++++++++
さて、剪定したアジサイはまだ綺麗。これからはお部屋で楽しみます。
先程申しましたように、あまり切っていませんので、茎が短く、こじんまりとしたアレンジが多いです。
茎が短い分、水はよく揚がり長持ちします。
花はもう散ってガクだけですから、たまにお水を変えるだけで、ひと月くらいは余裕で飾って置けます。
しかも、こうして飾っているうちに、発根するので、増やそうと思うと幾らでも増やせます。毎年、発根したものを処分するのに心が痛むので、きりがないと分かってはいても、数本だけ鉢に植えてしまいます。