十三夜の室礼2016

昨夜は十三夜。先月の十五夜のお月見と合わせて楽しみました。残念ながら雲りだったので、ほとんど拝めない状態。時折り切れ間から眺めるという感じでした。

曇天であろうと、嵐であろうと、お月様はかならず夜空に浮かんでいます。そこにあるけれど見えないものって色々ありますよね。そういうものに思いをはせて、気付ける自分でありたいな。見えない月を見ながらそう思った夜でした。

十三夜のお月様は栗名月とも呼ばれますので、お饅頭の代わりにモンブランケーキをお供えしました。←自分が食べたいだけ(^^; たねやさんの黃栗のモンブラン。私が思うに、こちらのケーキは甘くないさっぱり系。スイーツは甘くなきゃ派の私ですが、晩遅くに食べるつもりだったのでちょうどいいかと。

まあるいお月様にちなんで、丸いものづくしのシンプル室礼。夜空に見立てた黒いお盆にビーズの雲。お月様が見え隠れしています。このお月様、十五夜のもそうでしたが、照明の灯りを写しているの。ペンダント照明ね。昔の人は水を張った器や盆に月を写したものを眺めていたそうじゃない?同じようにできれば風流ですけれど、これって難しい。それで、コンセプトだけ合わせてみました。

小さなお盆だけですが、しつらえると、その瞬間が特別になります。バタバタした日常の中に、ちょっとした間を設けてくれる。私にとって、年行事の室礼をすることは、ふと立ち止まって考えるいい機会。

ある日のおやつ。いただきものの東京のお土産「鈴もなか」。パッケージに可愛らしい鈴がついていました。どこかモダンさが漂う和菓子。上品なこし餡、真ん中におもちが入っています。美味し~。ご馳走様でした♡

あ、よく考えたら、日常でも10時と3時のおやつの時間に、立ち止まっていました(^^; ←立ち止まってばっかりやん。

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この記事を書いた人

Dear Garden 代表
ガーデンデザイナー、一級造園施工管理技士

庭づくりを通して感じたことや、最新のガーデン事情、設計について、施工現場の様子、ガーデンデザイナーの暮らしや興味があること、などなど様々なコラムをお届けします。

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