大型連休が終わり、また日常が戻った今週。かなり前からお聞きしていた案件が本格スタートしたので、ここにきてギアを上げました。・・・って、テニスの錦織圭選手みたいな言い方っ(笑)一回してみたかったのよね!
ガーデンデザインというよりランドケープデザインと行ったほうが良いようなお仕事。建物の配置から関わらせてもらえたので、有難いですし、やりがいを強く感じています。

一人で手に負えない部分は、自分で抱え込まないで、周りに助けていただきながら、こなしています。投げかけた質問に一発解答!なんてスゴイ瞬発力の方もいらっしゃいます。同じ事務所に同僚や先輩はいませんが、ブレーンというか、そんな風に相談出来る方がいてくださって、本当に有り難いし、感謝の気持ちでいっぱいです。
全てをカバーできるほどの知識や技術など持ちようがないのですから、悩んでいる時間が勿体無い。一緒にお仕事していただいて、いいものが出来たら、喜びは独りで作った時より倍増します。人物的に、温厚で出し惜しみのない方が多く、私もそうなりたいと常々思っています。人間関係、生き方、仕事しながらも学ぶ点は多々ありますね。
そういえば連休中に読んだ本の中で、面白いものがありましたよ。

わたし、生き物や植物の知られざる生き方にもとても興味があります。そこには想像もつかない理由があり、それを知ると「気持ち悪い」とか「あっち行け」的な偏見が吹き飛びます。「そうなんや・・・。ホンマに大変やなぁ。私やったら到底つとまらんわ。」と同情したり尊敬したり。
本の前置きにこうあります。
私たち人類の祖先、猿人が生まれたのは700万年前。地球の歴史を365日のカレンダーであらわせば、まだ12月31日の出来事である。つまり、私たちはあまりに若い。他の生物たちに比べ、私たちの生き方はあまりにも「定まっていない」のである。(中略)生き物たちの知られざる生態から、人間が生き残るための「戦略」と「習慣」を学ぶ。
少数を犠牲にして大多数を守るペンギン、働かないものがいることで巣の消滅を防ぐハチ、常に周りを攻撃して自分の権力を見せ巣の統率を守るハダカデバネズミ、どんな動物にも愛され仲良くすることで平穏に過ごすカピバラ、などなど、同じ群れで暮らすにしても様々で、へぇーと唸るところ多し。でも人間と違って常に生死がかかっていますから、残酷に感じるところも。進化の過程で身につけた生き方は深いです。
ハダカデバネズミのようではしんどいし、カピバラのようになるにも、相当の修行が必要です。それに、私、お釈迦様のような生き方のナマケモノだけには、なれそうもない・・・。
ラッコは気に入った石を小脇に挟んで常に携帯し、それを仲間の鼻先に高く掲げて自慢したりするそうです。もしも、その石がなくなったら、食事も喉が通らないくらい落ち込むのだとか!石へのこだわりが強すぎて、適当な石を与えても拒むそうです。なんか人間ぽくて笑っちゃいますね。またパンダの場合、ラッコ以上にこだわりが強い性格で、絶滅の危機に瀕している理由のひとつはそれによるらしい。こだわるのも程々にせねばね。
この本は漫画(迫力とユーモアあるタッチ)とエッセイが対になっており、とても読みやすいですよ。オススメです♡
生き物つながりで。久しぶりにオカメインコをお預かりしていました。事務所では、図面を見たりインコと遊んだりの今週。

この子クッキーちゃんと言いますが、何度も来るうちにどうやらここを覚えたらしく、仕草に慣れが見えます。前回お預かりした時には見たこともない遊び方をしたり、聞いたこともない声で鳴いたりしたのです。飼い主さんによると、おうちではよく見られる仕草なんだって。だいぶリラックスしてくれたのかなぁ。
短い期間とは言え預かるとなると、インコの習性も勉強して、少しは詳しくなりました。やっぱり相手を知らないとコミュニケーション出来ませんものね。で、なんとなーくですが、互いの意思疎通が進んだような・・・気がします。
わたし、これからも様々なものの生き方に興味を持ち続けると思います。面白いことがあったら、また書きますね。