和薫「茶香炉」ってご存知? 

浜松市へのショートトリップでお庭を3ヶ所めぐりましたが、その拠点であるお宿は、浜名湖のほとりにある舘山寺温泉「界 遠州」さん。星野リゾートの中でも界ブランドは、温泉とご当地旅館の雰囲気を堪能できるので、特に夫が贔屓しています。日本に14あるうち、宿泊はここで既に4軒目なので、改めて何か言わなくても、私達夫婦の嗜好やなんかを知っていただいているのも楽なところです。

全面リニューアル完了で、どんな風なインテリアなのか?ワクワクの「界 遠州」さん。
エントランスからロビー。モダン和風の落ち着いたインテリアでした。お茶の爽やかな薫りが漂っていてとても清々しいです。
今回のお部屋。家に畳がないのでこういう部屋は新鮮です。浜松の伝統工芸「遠州綿紬」を使用した室礼がとにかく素敵でした。肌触りもサラサラとして最高です。
お部屋備え付けの煎茶セットでじっくり味わいます。
レイクビュー。夕日も眺められます。右に見えているのは小さな遊園地で、その奥には弘法大師によって開かれた舘山寺があります。朝食前にそこまで散歩しました。片道15分くらいです。
実は今年の5月で結婚25年を迎えます。旅行は銀婚式のお祝い兼ねて夫がプレゼントしてくれたものでした。いやーそんなに経ったなんてピンときませんわ。界さんからシャンパンと記念撮影をサービスしていただきました♪御料理もお酒も大満足です。夫よ、本当にありがとう♡

旅館のお茶はどこも美味しいけれど、さすが静岡は日本一のお茶処。やっぱり違います!しかも飲むだけじゃなく、御料理やスイーツになっているのは当然で、なんと温泉にまで入っています。とにかくお茶だらけなんですが、究極は「茶香炉」と呼ばれるしつらえです。

茶香炉(ちゃこうろ)とは、お茶の葉を加熱することで発生する香りによって、心をリフレッシュさせる事が出来るリラクゼーションアイテムのことを言うそうです。茶葉を売っているお店からいい香りが通りにまで漂ってくることがありますよね?あんな感じです。あれをもっと穏やかにした感じの香り方です。

そういえば、宿のエントランスやロビーに何か火が灯った小さなアロマポットらしきものが何個か置いてありました。(画像にも写っています)最初は全く気づきませんでしたが、茶香炉だったんですね。

個人的にルームフレグランスは大好きで、これまで、香炉でお香を焚いたり、アロマポットでエッセンシャルオイルを香らせたり、アロマディフューザーを置いたりして楽しんでいましたが、お茶を焚くなんて聞いたことがありませんでした。お香やエッセンシャルオイルがきつく感じる方も、お茶の薫りならマイルドでいいのではないでしょうか?そんな風に感じました。

お部屋の内玄関と居室の2ヶ所にデザインの違う茶香炉なるものが置かれていました。画像は居室の方です。煎茶とほうじ茶、緑茶にドライハーブがミックスされたもの3種から好みのお茶を選んで焚くようにセットされていました。私はハーブミックスを試してみましたよ。

画像はMUJI製でアロマポットという感じ。いつでも入手可能ですが、内玄関のものは渋い素焼き製で、如何にも茶香炉っぽくて素敵でした。売店を覗くと、同じものはなかったのですが、代わりにコロンとして黒で結構茶香炉っぽいものがありました。

アロマポットは一つ持っていて、応用できるかなとも思いましたが、お皿の部分が小さいので茶葉がこぼれそうなのです。記念にもなるし買っちゃいました。

戻って早速調べてみると、茶香炉ってなんだかとっても良さげ♡

茶香炉でお茶を加熱する事によって生じる、 焙焼香気成分(ピラジン・フラン・ピロール系) はあの焙じ茶の香ばしい香りの主成分ですが、この焙焼香気成分の相乗効果とで更なるアロマテラピー効果をもちます。

茶葉に含まれるカテキンの消臭効果で、お部屋のイヤな臭いを消して、お茶の香ばしい芳香で、爽やかで快適な空間を作ってくれます。

使い方:茶葉は、ティースプーンに1~2杯。平らにならすのがポイントです。ときどきスプーンで軽く混ぜると、香りも長続きして、焦げにくくなります。

しかも、茶香炉で香りを楽しんだ後の茶葉は、自家焙煎「ほうじ茶」としていただけるそうです♪2倍楽しめて得した気分!!ですよね。界さんのフロントの方いわく、お茶なら紅茶でもハーブティーでも応用できますよ、とのことです。なるほどね~!いいことを教えていただきました。マブチから皆様にも超オススメです。

買ってきた茶香炉、早速玄関で使ってみました♪

今年のGWは2日からお休みをいただいて、前半は旅行、後半は遠方からの来客があったり、ご無沙汰している友人が電話をくれたりと、嬉しいサプライズもあって、とっても楽しく過ごせました。

最終日の今日は、お部屋を掃除してサッパリ。仕上げに茶香炉を焚いてみました。空気までリセットされたようで、また明日から心機一転、頑張ろ!ってな感じです

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この記事を書いた人

Dear Garden 代表
ガーデンデザイナー、一級造園施工管理技士

庭づくりを通して感じたことや、最新のガーデン事情、設計について、施工現場の様子、ガーデンデザイナーの暮らしや興味があること、などなど様々なコラムをお届けします。

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