昨夜は豆をまいて、恵方巻や鰯の塩焼きなどをいただき、節分らしいひと時を過ごしました。
大人ばかりの我が家では、豆をまく行為は何となく気恥ずかしいもの。でもそこは敢えて私が大真面目に事を進めるので、二つの雰囲気が入り混じって面白い感じになります。
凝った太巻きや炒った大豆、焼きたての鰯をいただくのは、節分ならでは、ですよね。行事食はどれも非日常的で滋味深く、とても美味しい。
魚は普段でも時々焼きますが、鰯を焼くのはこの時くらいかも。大量に出るその油の生臭さったらもう、とんでもなくて。私は鬼ではないはずですが、彼らがこれを嫌って逃げる気持ちがよーく分かります。
そして明けて立春。
二十四節気の第一節目であり、一年のはじまりの日ともされています。
鬼が去って、無事に今年の福が内に入ってきてくれた(と思う)ので、室礼を「立春」に変えました。
目出度い朝ですからお線香も焚いて、よい香りで部屋を浄化しました。
場があらたまったようで清々しく、目出度さ倍増です。
24h換気システムがあるお陰で、朝起きると(鰯の)生臭さはほぼ消えていたのですが、念を入れ窓を開けて空気を入れ替えた後、こうして焚くと、本当に空気が清められる感じがします。
香りの力って大きいですね。