眠りに導く最も効果的な香りとは?

雨が季節を進めて、肌寒い週明けとなりました。

先週までの気温は9月並みだったところ今週は11月並みということで、一気に2ヶ月も進んだことになります。予報で聞いていたので、羽織ものや寝具を暖かいものにと準備はしていたのもの、やはりこの気温差は身体に堪えます。

私の場合は、ウィークポイントである鼻が一番に反応して、朝起きてから暫くの間、くしゃみ・鼻水が止まらなくなります。血管運動性鼻炎、いわゆる寒暖差アレルギーという症状で、温度差が7度以上になると出やすいのです。

これが始まると「あぁ、これから寒くなるんだなー」って、ものすごく実感します。

でも暑いよりは寒い方が好きなので、これから季節を楽しみにしています。

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寒くなってきて、ますます心地良くなるのは、ベッドでお布団にくるまっているとき、ですよね。

春頃から少しづつ寝室のインテリアを変えているせいか、眠ることに関心が高まってきました。

年齢のせいか、眠りの質が落ちているような気がして、休息の大切さを痛感しています。疲れは一応取れているので、あまり神経質にならずともよいのかもしれませんが、自分なりに満足できる睡眠を求めて、生活習慣を見直したり、寝室の環境を整えたり、デジタルデトックスは努力中ですけれど・・・まぁ色々とやっている最中です。

今日はその中から、植物の香りに関することで「眠りに導く効果が高い香りについて」書きます。

良く知られているのはラベンダーですが、それよりも更に効果が高いのは、森林の香りだそうです。

「芳しき植物たちの秘密 香りとヒトの科学」(田中修、丹治邦和/共著)によれば、一般的に森林の香り、森の香りと呼ばれるものの主役となっている成分は「ピネン」と呼ばれるもので、マツやヒノキ類、スギやクロモジなどの樹木に多く含まれています。そもそもピネン(Pinene)という名前も、マツの英名「パイン(Pine)」に由来しているということです。

ピネンは人間にリラックス効果をもたらすことやストレスを和らげることが知られていますが、「睡眠にも影響しているのではないか」と2018年東京大学大学院農学生命科学研究科で調べられました。何の香りも嗅がない人とラベンダーやピネンの香りを嗅いだ人とで、眠りに入る時間を比べた結果、ピネンが一番短い時間ですぐに眠ることが出来たということです。

原始の時代から長くヒトは森林の中で暮らしていたことを考えると、ラベンダーよりピネンというのは納得がいきます。

寝つきが悪い方、一度お試しあれ。

アロマポットでスギの香りを漂わせて。キャンドルの小さな灯りも心を和ませてくれます。夜の照明は暖色&暗めにし、寝る前は更に絞って。

私は余程の心配事がない限り、もしくはスマホさえ触らなければ、15分以内には眠れます。

この点に関しては、若い時より今の方が良くなっていて、入浴を早めに済ましたり、照明を暗めにしたり、ストレッチやヨガをして身体解しをするなどの習慣が功を成したようです。

でも効果的な香りがあるなんて知ったら、とりあえずやってみたいと思うじゃないですか。

それで、ストレッチの時間に合わせて、アロマポットに森林系のエッセンシャルオイルを垂らし香らせるようにしました。時々、ストレッチの時間にキャンドルを灯していたので「ついで」です。

気分が静まっていくような香りで、よりリラックス出来るのは間違いありません。自己満足度が高くなり、いい気分でベッドに入れます。もともと寝つきは悪くはないので、特別早くなったようには思わないけれど、変な時間に目が覚めなくなったような気がします。何か相乗効果があるのかもしれないな。

ピローミストやルームスプレー等で香らせるの方が手軽かな?ついでにボディオイルもピネン系に変えようかな。

なーんて、拘り始めると止まらなくなるのでした (^^;

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この記事を書いた人

Dear Garden 代表
ガーデンデザイナー、一級造園施工管理技士

庭づくりを通して感じたことや、最新のガーデン事情、設計について、施工現場の様子、ガーデンデザイナーの暮らしや興味があること、などなど様々なコラムをお届けします。

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