静と動

暑中お見舞い申し上げます。

酷暑の折からくれぐれもお身体を大切にお過ごしください。

さて、こんな時期に木を植えるなんてことオススメしませんし、滅多に請けないのですが、諸事情によりやらねばならぬこともあります。

というわけで、毎日現場でいい汗かいています。

いま、取り組んでいる工事現場を建物の2階から撮影してみました。見比べてみるとだいぶ整備されてきたのが分かります。

今月初旬に撮ったあちこち掘り返し中の現場画像。トラックや重機がひしめいて。花壇もまだ出来ておらず植える場所は限られていました。
19日。だいぶスッキリと見えるのは、アスファルト舗装前で軽く均されたから。道路工事も進んでいます。これから作る花壇枠のアウトラインを書いたので(赤線部分)上からバランスチェックしたときの画像です。

現場では作業服に長靴か地下足袋姿。日焼け止めクリームやファンデーションは汗で流れ、代わりに土埃にまみれて、もうきっと性別は不明です。

色々な配置や高さ、立ちを見るために、職人さんと離れてずっと見てるか小走りをしているか、私の中で工事は「動」の仕事です。

その「動」の合間に、花生けの仕事や製図、お客様との打ち合わせなどが入り、そちらは「静」の仕事です。

植物という材料で何かを作り出すのは同じなのですが、それぞれ全く異なる雰囲気なのがこの仕事の面白さ、奥深さを感じるところです。

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現場から帰宅したら、汚れた服のままディスプレイガーデンの水遣りをします。

水遣りをしながら、雑草を抜いたり、盛りを過ぎた花の切り戻しや掃除をします。もう日が落ちかけている時間帯なので葉水もたっぷり。そしてついでに手袋や長靴についた泥を洗い流して庭に干す・・・ここまでで20分くらいかな。

ディスプレイガーデンの植物はどれもよく根付いているし、乾燥に強い品種を選んで植えていることもあり、夏場でも忙しいときは一日1回の水遣りでも大丈夫。何だったら数日飛ばしてもいけそうな感じです。ただしその1回はたっぷりと遣るし、それぞれの様子を察しながら要所を押えてやっているつもりです。

例年7月中旬には済ませているアジサイの剪定も忘れず。

今年もたくさん花が咲いたので、剪定した花を部屋のあちこちに飾りました。

剪定した花を寝室の寛ぎスペースに飾りました。茎が短いとどうしてもこじんまりとしたアレンジになってしまいますので、丈のあるフラワーベースに挿して変化を楽しんでいます。

インテリアの模様替えもちょこちょこと。

事務所で見飽きた姿見。ある日ひらめいて測ると、キッチンの小窓とほとんど同じ大きさでした。

そこで鏡を窓に見立てて、その小窓に並べて飾ってみると、これがシンデレラフィットというものかしら???

窓に見えるような。

キッチンの換気のために設けた小窓(右)の大きさとほぼ同じだった鏡を窓に見立ててかけてみました。
見る角度によってはテラスの生垣の緑が写っていい感じ。

こういうしょうもない模様替えも時々やるとなんか新鮮~。

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この記事を書いた人

Dear Garden 代表
ガーデンデザイナー、一級造園施工管理技士

庭づくりを通して感じたことや、最新のガーデン事情、設計について、施工現場の様子、ガーデンデザイナーの暮らしや興味があること、などなど様々なコラムをお届けします。

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