GWに多肉植物の寄せ植えはいかが?

植物のある美しい暮らしをしたい、そう思われている方は、初夏に向かう今が良いタイミングかもしれません。

暑くもなく寒くもない、晴れの日が多い、湿度が低い、色々な苗が多く流通し始める・・・等々、植物にとっても作業する側にとっても、今はまさに適期と言えるのです。

そこで、初心者の方におすすめなのが多肉植物です。コンパクトで、外でも室内でも育てられます。

手始めにGWの休みを利用して、寄せ植えを作ってみてはいかがでしょう?

プクプクと可愛らしい多肉植物。小さな鉢にギュギュっと寄せるとキュートです。

多肉植物といっても種類は様々。中でもイチオシは「エケベリア」という種類。

ロゼット型と呼ばれる花を思わせるような葉の形が特徴的な美しい多肉植物で、寄せ植えにすると見栄えがします。春と秋に生育旺盛なので、これからの時期は屋外に置く方が引き締まった良い形になります。夏は半日陰、冬は室内が基本です。秋に紅葉して色が変わるのも楽しみです。

エケベリアは色のバリエーションが豊富で、選ぶ楽しみがあります。

「すぐ枯らすから」と植物を避ける方がおられますが、それはその場所が、その植物と自分に合っていなかっただけなんです。光や風が足りないとか、もしくは物理的にお世話しずらい場所で、ついウッカリということもあります。あるいはその場の気が澱んでいて、植物が身をもって浄化してくれたのかも。とにかくあきらめずに色々と試して欲しいです。

そしてそんな方に。枯らしにくい&ペットみたいな風貌でついつい見てしまうという点で、おすすめなのがこの多肉植物って訳です。

鉢やマルチングをブラックにするとカッコよくなります。ちなみにこれは可愛いが苦手な私の多肉ちゃんたち。ここで大きくしたいので間隔をあけて植えています。

プクプクしているのは、内側に水分を貯めているからなんです。だから他の植物と違って水やりの頻度は少なくて済みます。土は水はけの良いものを選んで。分からなければ多肉専用の土を使うと安心です。少し皺が寄ってきたら水が不足している印なので、たっぷりとあげてください。

皺が寄るというのは見た目に分かりやすいし、多少水遣りが遅れたとしてもすぐ枯れないところが、初心者の方向けなのかなと思います。

私が思うガーデニングのコツというか、大事なことは、とにかく関心をもって状態をよく見、成長をサポートすること。多肉植物で皺が寄ってきたのに全く気付いていないと、水やりのタイミングを逃して、さすがに枯れてしまいますよね。忘れているということは関心がないということで、それはテクニック云々以前の問題。

植物でも動物でも人でも、生き物同士上手く付き合うには、相手に関心を持ち続けること。それに尽きると思うの。いつも見ていれば、相手の気持ちに寄り添えるし、尊重するべきところも分かってきそうです。無関心でいられるのが一番辛いよね。

雑貨のような見た目でインテリアに馴染みやすいところもいいですね。目立つところに飾りたくなります!

自分のお気に入りのエケベリアを、好きな鉢に、好きな組み合わせで植えたら、毎日でも見たくなること間違いなし!

多肉植物でガーデニングのコツをつかんで、他の植物へと、また庭づくりへと挑戦の幅を広げていってください♡

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この記事を書いた人

Dear Garden 代表
ガーデンデザイナー、一級造園施工管理技士

庭づくりを通して感じたことや、最新のガーデン事情、設計について、施工現場の様子、ガーデンデザイナーの暮らしや興味があること、などなど様々なコラムをお届けします。

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