暑中お見舞い-2024

酷暑、炎暑、激暑・・・いやいや、そんな二文字程度で簡単に言ってくれるなと思ってしまう。

とにかく、とんでもない暑さです。

皆様、どうかお身体をお労りくださいますよう。

8月に咲く蓮華升麻。暑さを諸共せず、楚々と咲き、周りに清涼感を与えてくれる花です。

ディアガーデンでは、幾つか作庭現場が動いておりましたが、7月いっぱいで完工。無事お引き渡しも済みまして安堵しております。

工事再開は秋。それまでは、打ち合わせや設計業務、ウェブサイトの更新、経理事務など、内勤中心にシフトします。

工事や作庭は、酷暑期や極寒期を避けそれ以外の時期にお願いしております。それは、いい状態で植え付けるためが第一。コンクリート工事などの品質も安定しますし、諸々仕上がりが良いためです。

あとは現場環境が過酷すぎるということもあります。特に、真夏に現場に出ることへの危機感は相当で、かなりの装備をしても不安です。

年齢のせいなのか、このところの異常気象のせいなのか分かりませんが、自然相手の仕事って、やっぱり甘くないなというのが実感です。

今このとき、外仕事に従事されている方には頭が下がります。どうか無事に夏を越えられますように。


さて、冒頭の画像は今朝のディアガーデンのテラス花壇です。

ただいま、蓮華升麻が花盛り。育て始めて4年目の夏、今年はたくさん花をつけてくれました。

日本固有の1属1種の植物「蓮華升麻」美しいです。可憐な姿から「森の妖精」とか「森のシャンデリア」と呼ばれています。

深山に生息する植物ですから、日陰がちなこの場所が気に入ってくれたのか、年々花茎の数が増えています。

咲き進む様子には、茹だるような暑さも感じていないかのような涼やかさがあって、とても癒されます。絽や紗、上布といった夏着物を召した方を見るような、そんな感覚と似ています。

大抵の人は年を経るごとに清潔感が減っていきます。その辺は十分意識して、せめて不快感を振りまかないように。だらけてないでシャンとしないとね。

この夏は、蓮華升麻の花を見習って、澄ましていましょうか。

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この記事を書いた人

Dear Garden 代表
ガーデンデザイナー、一級造園施工管理技士

庭づくりを通して感じたことや、最新のガーデン事情、設計について、施工現場の様子、ガーデンデザイナーの暮らしや興味があること、などなど様々なコラムをお届けします。

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