今日は成人の日。新成人の皆様、おめでとうございます。
身近なところでは、姪っ子ちゃんたちが、ここんとこ毎年のように成人してます。七五三の着物姿を見せてもらったのが、ついこないだのような気がしてね。その時のあどけない表情を重ねてしまい、感慨深いです。実のところ、ほとんど顔が変わっていない幼顔の子ばかりですので、要らぬ心配をしてしまうオバちゃんです。
これから新しい社会に出て行く姪たちは、木で例えると、畑にある苗木かなぁ。苗木は、日々手入れを受け病気しらず。まだそれほど根を張っていないので移植もしやすいです。幹は細くしなやかで、どんなカタチにもなりうる可能性を秘めています。
そんな健康な木でも、移植直後に葉を落とすことがあります。根が多少傷ついていることもあり、木はこれまでのように葉を維持できないと判断すると、つけていた葉っぱを自ら落とし、体力温存に努めます。それを見て、人は枯れ始めたのでは?と心配するのですが、まずは身をコンパクトにし、根を張ることに集中するようです。そうして新しい環境に根付いたら、ようやく身の丈にあう分の葉を茂らせる。光合成をし、着実にエネルギーを生み出して、順に花も実も、と成長していきます。
こんな木の生理については、この仕事をして初めて学んだことです。全ては、自然の摂理というのでしょうか。自ら動けない植物は、新しい環境に馴染めない=死です。培ったものを自ら削ぎ落としてでも、適応していくしなやかさ、静かに必死に生き抜こうとするその知恵に、学ぶ点は多いと感じています。
可愛い苗木ちゃんたちよ、明るい前途は開かれた!自らを革新しつつ、どんな場所でも、しなやかに生きる女性になってね。オバちゃんはそっと見守ります。