初夏の仕込みもの-梅仕事2017 

楽しい梅仕事の時期がやってまいりました。ウチには梅の木がないので、仕込む量としてはわずか2〜3kg程ですが、手仕事の醍醐味は十分味わえます。今年は近くの直売所で3Lの南高梅(完熟)3kgを仕入れてきました。

仕込むまで、キッチンカウンターに飾っていたのですが、1階全体に甘酸っぱい香りが広がっていました。玄関扉を開けたら、もう香ってくる程で、梅仕事をするのは、この香りを楽しむためというのも理由のひとつです。アロマやお香とは全然違う「芳醇で美味しそうな香り」にウットリの一週間でした。

それに梅って手触りもいいですよね。丸々として柔らかでスベスベしています。この感覚、どこかで触ったような・・・?と記憶をたどっていると、赤ちゃんの頭の感触だと思い当たりました。あのポヤポヤとした産毛が生えた頭を撫でた感じに似ているなぁと思うのですが、いかがなもんでしょ?傷つけないようにそぉっと触るところも同じですね。

完熟梅を水と焼酎で2回に分けて洗い、水気を拭き取り乾かしているところ。クリクリとして可愛い。

いつもは梅シロップか梅ジャムを作るのですが、今年は既に紫蘇ジュースとプラムジャムをたくさん仕込んでしまったので、本当に何年ぶりだろ?と思うくらい久しぶりに梅干しと梅酒、甘露煮をそれぞれ1kgづつを仕込むことにしました。どなたかの参考になればと、何か変だな~と感じたことも素直に書きますね。

まずは梅干しから。少量でも失敗の少ない梅干しの作り方を調べていますと、NHK料理番組の再放送で「さしす漬け」という方法があるのを知りました。合せ酢に漬けてしまうのでとても簡単な上、カビがはえにくいらしい。覚書にリンクを貼っておきます。うまくいくかなぁ・・・。どんな味に出来上がるのか楽しみです。

さしす梅干の作り方→コチラ。NHKきょうの料理レシピへ

コツ:合せ酢につけると梅が浮いてくるので最初は必ず落し蓋をすること。そのままだと空気に触れた面から傷んできます。3時間くらいでもう変色していました。番組ではその点に触れていなかったので、もうちょっとで失敗するところ、やばかったです。慌てて落し蓋をしました。もちろん消毒してからです。

さしす漬け中。今回は近江米と比良山系の湧水で仕込まれた「淡海酢」を使用しました。(梅を入れすぎてます。梅酢が上がってくる分を計算して、酢を入れる前に少し減らしました。2Lの瓶には梅1kgがMAXのようです)

番組では「ただ放り込めばいいんですよ~」と簡単そうに言っておられましたが、実際やると「?」なところがたくさん出てきます。作る前にネットでレシピや作った方のレポを確認するべきでした。

うまく漬かって、更に来月うまく干せたら、またUPします。

次は梅酒づくりです。

梅酒って実際飲めるのはだいぶ先。待ちきれない私はいつも梅シロップ派でした。でもブランデーで仕込む梅酒というものがあると知り、俄然興味が湧きました(〃ω〃) しかも、梅酒メーカーのチョーヤさんから、専用のブランデーが出ているではありませんか!

作り方は、下処理以外、青梅を焼酎で漬けるのと全く同じです。よく考えたら、アルコール度の高いお酒なら何でもつかえるんですよね~。

プロがすすめる梅酒用のブランデー。完熟梅にはブランデーの方が合うんだって。
梅酒完成。ブランデーだから最初から琥珀色。氷砂糖がクリスタルガラスのようできれいだな。ブランデー漬けだと、取り出した梅も美味しく食べられると書いてありました。ホントかなー?これまた楽しみだなー♪
直射日光の当たらないキッチンカウンターに置きました。左からさしす梅干し、真ん中と右が梅酒。ここだと必ず目に入るし。これから毎日混ぜたり土用干しをしたり、仕事らしい仕事が始まります。

あと1kgは甘露煮に。普通は青梅で作るところですが、完熟ならではの美味しさもあるんじゃないだろうか?と、レシピを調べると、やっぱり同じことを考えた方がちゃんと書いてくれています。→コチラを参考にさせていただきました。白ワインを入れるところがいいなぁと思って。

それで、レシピ通りに作って、一応それらしく出来たんですけれど・・・。

皮を破かないように、丁寧に煮ました。でも多少破けててもええんちゃう?と思います。

「丸一日以上置いた方が、シロップに馴染んで美味しくなります」と書いてあったので、作った翌日に味見してみると。

「酸っぱーーーーーーーッ!」

梅干しか?!と思うくらい酸っぱかったです(>_<) シロップが超甘いので、絶対甘くなっていると思っていたのに。エグみは全くないので、その点はよかったのですが、どうやら当分は漬けておかないと甘くなりそうにありません。とりあえず一週間後にまた味見してみます。

振り返ると、梅干しと甘露煮は私にはハードルが高かったかも・・・。だからといって、作らなければコツも何もわからないままだし。来年はもう少し上手に作れるといいな。

こうやって梅仕事で右往左往していると、いつも亡くなった義母を思い出します。元気な時はとにかく大量に仕込まれていたのね。まだ20代だった私は、お義母さんからいただいた梅干しや梅酒、ゆかりを見ても、仕込みの手間とか全く分からずにいました。いま自分が仕込むようになって「お義母さん、あんなたくさん、よーやらはったなぁ」と、ようやく義母の凄さがわかるようになりました。

生きておられたら、教えてもらいながら一緒に作れたのに。っていうか、元気だった頃、私が梅仕事に興味がなかったことが本当に本当に悔やまれます。こういう手仕事のへの憧れは、ある程度年齢を重ねないと、わかないものかもしれませんね。

お義母さん、見ててくれてるかなぁ。あの何にも出来ひんかった嫁が、少しは成長したでしょうか?毎年、梅仕事をすると、そう問いかけてしまいます。

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この記事を書いた人

Dear Garden 代表
ガーデンデザイナー、一級造園施工管理技士

庭づくりを通して感じたことや、最新のガーデン事情、設計について、施工現場の様子、ガーデンデザイナーの暮らしや興味があること、などなど様々なコラムをお届けします。

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