クリスマスワークショップ2021

12月2日(木)~ 4日(土)の3日間に渡りディアガーデンでクリスマススワッグを作るワークショップを開催しました。

ご参加くださった皆様には心よりお礼申し上げます。

今日のブログは、そんなワークショップのレポートをお届けします。

今年のクリスマススワッグのテーマは「Bright☆Christmas」

ディアガーデンで育てたレイランドヒノキの深い緑の葉を背景に、シルバーグレーのブルーアイスやユーカリ「ポポラス」の枝葉を重ね、白い実のオーナメントで飾ったふわりと明るいスワッグを作ります。

暗いニュースの多い昨今、アドベントを明るくハッピーな気分で過ごしていただきたい。そんな願いを込めたデザインです。

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ワークショップの模様、まずはクリスマスの室礼からご覧いただきます。

普段は設計業務や打合せに使う事務所もこのときばかりはそれらしく飾り付けます。

今年のテーマは「Bright☆Christmas」だから、ツリーには輝きや明るさを意識して白やガラスのオーナメントをチョイス。イルミネーションライトもよく見えるよう飾り付けてみました。

今年のツリー。アクリル製のベツレヘムの星も買い足しました。照明が当たると輝きが増して素敵なんです。
事務所のクリスマスインテリア① ツリーに大きなスターを冠して。カウンターにはスワッグの材料を花束のように飾り電飾で輝きをプラス。
事務所のクリスマスインテリア② 窓辺に電飾(明るいので上手く映ってませんが)とスワッグのサンプル。2種の針葉樹でベースを作りふわふわとしたユーカリの葉や南京ハゼの実、バーゼリアでアクセントを加えてみました。

BGMにはもちろんクリスマスソングを。

そして香りもこだわって・・・と言いたいところですが、実はスワッグの材料である針葉樹を暖かな部屋に置いているだけで十分でした。たぶんブルーアイスが一番香っているようです。仕入れた時はエグみを感じるくらい強く香っていましたが、少し経つと穏やかになり、甘みのある香りに変化しました。

小さな事務所にいるのにまるで森林浴してるように芳しくて、お客様も皆さん「いい香り~♡」と喜んで下さいました。

ブログを書いている今も壁にスワッグを吊るしたままなので、事務所に入ると爽やかな香りがふんわり漂っていて、とても癒されています。

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ここからはワークショップの様子を。

参加者様は常連の方や初めましての方、スワッグづくりの経験者や未経験者、本当に様々です。

最初に製作工程やコツなどをお伝えするのですが、皆さん早く作りたくてウズウズ。耳はこちらに向けつつも早速材料を手に取ってどんどん作り始められます(笑)

スワッグづくりは自然の枝の流れを生かしながら束ねていくだけ。リースのようにパーツを都度固定する必要がなく、気に入らなければ何度でも組み直すことが出来ますから、初心者の方でも上手に作っていただけます。

コツは、3方向から見て素敵になるよう立体的に重ねていくこと。基本的には箒型のように形を整えるのですが、丸くなるよう意識して作ると可愛くなります。また、色の重なりや葉の重なりを考えながら束ねると変化が出ます。手前の良く見えるところに実ものを配置すると全体が締まって見えておすすめです。

日々の出来事や会えない間に積もり積もった話をしながら、思い思いに手仕事の醍醐味を感じていただきつつ、1時間程で素敵なスワッグ が出来上がりました。

束ねた後の仕上げ。寂しいところがあれば松ぼっくりのオーナメントを付け足したり、リボンを垂らしたりして調整します。

お客様がドアに飾った画像をお送りくださいました。

一部ですがご紹介いたします。

玄関スペースの外や中、それぞれ好きな場所に飾って下さいました。ありがとうございます♡チュラルなスワッグだからどんなデザインの玄関でも合います。

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昨年のワークショップではコロナ感染防止の観点から・・・というか、私がビビッてしまい開催するだけで精いっぱいで、お茶の時間は省きましたが、今年はまた復活させました。

とはいえ、全く知らない方とテーブルを囲むのはまだ怖いと思うこともあり、各回1グループ様のみとしました。私もワークショップ中はマスクを外さず、自分自身とテーブルや食器、道具などの消毒の徹底を心掛けました。

何かと気を付けることが多いけれど、お茶の時間はやっぱりリラックス出来るし、より楽しんでいただけると思うので、設けられて良かったのかなと思います。

以下の画像はテーブルの様子です。お客様が1〜2人までは事務所のテーブルで、3人以上は狭い事務所では難しいので、ダイニングの方で召し上がっていただきました。

ダイニングテーブルでのコーディネート。

テーブルコーディネートのテーマもスワッグやインテリアと同様に「Bright☆Christmas」を意識してまとめました。

シルバーをベースに白やガラスの食器、白いキャンドル、白い花と意識して統一したつもりです。毎年コーデを考えるのが楽しくて、一人で「あーでもない、こーでもない」と何度もセッティングし直しているのですが、過去の画像を見直すと似たり寄ったりかも?食器はこれ以上増やしたくないからいつもティーマ。どうしても同じ様に見えちゃいますね。

一応言うとですね、今年のコーデのポイントは、丸いシルバーのフリンジ付きランチョンマットとテーパーキャンドルです。

テラスの見えるダイニングです。ちょうど紅葉の盛り。

ご用意したケーキは、ディアガーデンの近く、八幡堀沿いにある「amaimonya Ai」さんで作っていただいたもの。

繊細でお洒落なデザインのケーキを中心に据えるとテーブルが一気に華やぎます。素材の味がしっかりして美味しく、しかも小ぶりながら食べ応えがあるようで、他に用意したお菓子に手が伸びないという方続出。これは想定外で、結局お包みして持ち帰りいただく始末です(^^;

歓迎の意をネームプレートに込めて(個人情報なので画像ではお名前を消しています)

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クリスマスワークショップ開催は今回で10周年を迎えました。

こんなに続けられたのは来て下さる方がいるお陰です。本当にありがとうございます。

ワークショップも本当ならクリスマスだけでなく、季節毎に行いたいと思っておりましたが、新型コロナウィルスが蔓延するなか結局開催には至りませんでした。この頃はまた新たな変異ウイルス「オミクロン株」の出現で、再び不穏な空気が漂っており、全く気が抜けない日々が続きます。

来年はどうなるかなんて誰も分からないけれど、でも私達が出来る予防策は結局基本的なこと。気を付けながら少しづつ行動していけたらと思います。

今年のディアガーデンは、そんなことで、ワークショップは1回しか開催できなかったものの、造園の方は息つく暇もなく走りに走った感じです。

これまでは唯一空き時間だった睡眠時間を削って書いていたブログも、体調管理を優先して寝るようになったため、どうしても更新が減ってしまって。

でも時間は作るもの。やりくりが下手なだけなんですよね。

お伝えしたいことは沢山あるので、12月はもう少しブログの更新回数が増えると思います。

またのぞいてください。

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この記事を書いた人

Dear Garden 代表
ガーデンデザイナー、一級造園施工管理技士

庭づくりを通して感じたことや、最新のガーデン事情、設計について、施工現場の様子、ガーデンデザイナーの暮らしや興味があること、などなど様々なコラムをお届けします。

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