今週は花冷えで、庭に出るのに、いまだ薄いダウンジャケットが手放せません。
それでも植物は次々と葉を広げて、あたりは薄緑に染まっていきます。まだ花はほとんど咲いておらず、ただただ新緑の重なりを楽しんでいます。
本日は、そんなディアガーデンのテラスと前庭をご覧いただきます。
今朝方の空は割と分厚い雲に覆われていて、ときおりその切れ間から差す日差しにタイミングを合わせて撮りました。
まずはテラスから。
ここは、なんといってもモミジが主役。
次は前庭へ。
ここは建物の北側にあるので、ほとんど日が当たりません。わんさと花が咲くわけでもないけれど、その分成長がゆっくりで、こじんまりと納まりがいい。
日当たりが悪くとも次々と芽吹いて、見るだけで柔らかいと分かる質感の様々な緑に覆われています。
今、咲いているのは、アマドコロと白山吹です。
どちらの花も緑がかった白。特に白山吹の花の白といったら、なんというか、それはもう清い清い白なのです。控えめに咲いているので、よく見ないとうっかり見逃しそう。
ゴールデンウイークの頃、もしくはそのあとには、シランやオキザリスのピンクの花が一斉に咲き、今とは雰囲気が一変していることでしょう。
季節は流れています。
私たちは、季節を追い抜いて進むことも、逆らって同じ季節に留まることも出来ないのです。それでこうして一瞬の光や、風が作る葉擦れの音に励まされて、またある時は、雨音を静かに聞き入ったりして、自分を慰めたりしています。
そうしているうち、気が付くと季節と共に必ず前に進んでいます。
困難な状況も過ぎ去るのは間違いないのだから。疲れているけれども、私達は流れの中にいるのだから大丈夫。
どうにもならない時は、ジタバタせずにただじっとして、変に頑張ったり追い込んだり落ち込んだりする必要はない、自然に身を任せていいのだって思うの。