ツゲのリース

ここんとこ梅雨前の庭メンテをしています。と言っても、暑いし疲れるので、せいぜい小一時間くらい。

今回は坪庭にあるツゲの生け垣を整えました。

植えてすぐの数年は、せっかく芽吹いた新芽が害虫(クロネハイイロハマキだと思う)にやられ、残念な姿のときもありましたが、剪定をしっかりやり続けているお陰かな?最近は割といい感じです。

そんな訳で、切り取った枝もすごくきれいですから、捨てる前にアフターガーデニング。久しぶりにリースを作りました。

テラスのテーブルが作業台です。ちょっと切っただけで結構な量の枝。

新鮮な葉っぱの香り…今まで意識しなかったけれど、ツゲの葉っぱって割といい香りがします。1,2週間前は小さな白い花がたくさん咲いていて、その時も上品な香りを振りまいていましたっけ。

そういえば、12、3年前だったか?ツゲでトピアリーガーデン作ったことがあったな~。メンテナンスも請け負っていたので一生懸命刈り込みしてました。その時、屈んだ姿勢で黙々と刈っていたせいか、ぎっくり腰になっちゃって!それ以来、腰に爆弾かかえてます。

・・・そんなことを思い出しながらやってると、1つ作るつもりが2つも出来てしまいました。シンプルなリースもいいけれど、何もないのも愛想がないかなと、細いサテンのリボンだけつけました。

直径25cmくらいのミニリースは事務所のガラス扉に。吸盤で貼り付けています。

作り方はカンタン。

切り枝を何本か束にして、リースリングに置き、ワイヤーで巻きつけて固定。次の束は前の束を留めたワイヤー部分を隠すように重ねておき固定。それを何回か繰り返すだけです。

ワイヤーは予め糸巻き状にしておくこと。サイズは掌に収まる位が巻きやすくてオススメです。枝が外れないように、都度しっかりとワイヤーを引き締めるのがコツかな。

直径60cm程の大きい方は玄関ドアにかけました。緑だけの方が涼しげです。

そういえばツゲのリースを作るのは初めて。クリスマスにボール型のオーナメントを作った記憶はありますが、さて、夏はどのくらいの間きれいに飾っておけるものなのかしらね?

ツゲはこれからどんどん成長するので、虫がつかなければ、夏にもう1回は作れそうです。

常緑樹は落葉樹と違って、剪定後もしばらくシャンとしてきれいです。常緑樹には水分を奪われないよう葉っぱにワックス層があるからです。切り枝を利用して、皆様もシンプルなグリーンのリースを作ってみては如何でしょうか?

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この記事を書いた人

Dear Garden 代表
ガーデンデザイナー、一級造園施工管理技士

庭づくりを通して感じたことや、最新のガーデン事情、設計について、施工現場の様子、ガーデンデザイナーの暮らしや興味があること、などなど様々なコラムをお届けします。

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