アプローチの景色づくり例 

昨日に続き、街歩き中に見かけた素敵な景色。とある割烹居酒屋さん(だったような?)のアプローチがいい感じでした♡

開店前なので簡易シャッターが降りています。門扉じゃなくて、こんなビュースルーなシャッターというのも面白いかも!

普段はイイなーとか、素敵だなーとか思うものがあると、立ち止まってその感覚にどっぷり浸るのですが、それで終わると自分の中にはあまり残りません。「何がいいのか?」「どういう道理で素敵と感じているのか?」をじっくりと掘り下げて、「なるほど~。そういうことか!」と腑に落とすことが大事だと思っています。そして感覚と理屈をセットで自分の中に埋め込むのです。

ここのアプローチの場合、

  1. まず高い木塀が印象的で、そのお陰で空間がすっきりしています。ここが商店街のど真ん中にあるとは思えませんよね?
  2. アプローチ自体は特別なものではありませんが、植栽の配置がいいな。アプローチの左右にジグザグに植えられています。両サイドびっちり緑にしないことで、アプローチが広く見えて、軽やかな印象です。
  3. 掃き清められ、手入れも行き届いたアプローチ。土を見せないよう化粧砂利で整えられてるので、更に清潔感があります。
  4. アプローチの中程には百日紅が咲いていて、足元に井戸や鉢などが見えますので、ここらへんがフォーカルポイントですね。さらに奥には、塀のデザインと合わせたパーゴラらしきものも見えています。門からそういう魅力的な場所が見えるとすごくそそられますよね。

ってな感じで、素敵のワケが整理できて腑に落ちました。

こちらは間口3m強。奥行きを少しコンパクトにすると住宅にも応用出来そうです。折角の土地、単に通るだけのアプローチでは勿体無い。庭としての装飾があれば、建物も暮らしもきっと何倍も素敵になります!百聞は一見に如かず、ということで、この画像を見ていただきました。

何事もデザイン次第。そのデザインを形にする職人さん、植物も、まるっとディアガーデンにお任せください。夏が終わり、これからいよいよ作庭シーズンです♪ご相談、お問い合わせ、お待ちしております。

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この記事を書いた人

Dear Garden 代表
ガーデンデザイナー、一級造園施工管理技士

庭づくりを通して感じたことや、最新のガーデン事情、設計について、施工現場の様子、ガーデンデザイナーの暮らしや興味があること、などなど様々なコラムをお届けします。

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