昨日は新規のお客様と事務所で打合せ。ディアガーデンの前庭を見て下さったことがきっかけで、お庭づくりのご相談にいらして下さいました。
前庭は道路に面してオープンに作ってあるので、前を通ると嫌でも目に入ります。ひょっとすると、植物や庭に興味のない方には見えていないかもしれませんが、お好きな方は、車で通り過ぎる一瞬の間でも、見て下さっているようです。
看板は一応あるけれど、看板よりも看板の役目を果たしてくれている前庭です。ディスプレイガーデンは小さな庭がいくつかありますが、この前庭は公共性のある庭なので、特に念入りに世話をしています。
季節ごとに色々な表情を見せるよう設計しているつもりで、愛情もたっぷり込めています。それを汲んでくれたのか?こうして時々お客様を連れて来てくれます。ってか、現在、地元のお客様はこの前庭を見て来られる方ばかりです。
私の苦手な営業を庭がしてくれてる。前庭よ、サンキュー。
いま盛りなのは、三尺バーベナ(バーベナ・ボナリエンシス)です。1m近く細い茎を伸ばし、その先に紫の丸い花を咲かせます。か細い茎は意外と強く、折れても曲がっても花を咲かせます。繁殖力の強さから見ても、まるでコスモスのような植物です。来年どこから芽を出すか、ちょっとドキドキ。
たくさん植えているグラス類と共に、少しの風でそよいでくれて、動きのある前庭になってます。
猛暑つづきの今夏、夕立もなく、本当に一粒の雨も降らないけれど。3日ほど留守にしていても植物たちは大丈夫でした。この安心感は私を自由にしてくれます。庭を愛しながらも、庭に囚われることなく、暮らしたいのです。こうなるには、ある程度時間もかかるし、植栽デザインに工夫が必要です。
異常気象の中、そして自分も年を取っていく中、あなたと庭がずっといい関係であり続けるには何をすべき?それは庭のある場所、その方それぞれに答えは違うでしょう。
是非一緒に考えさせてください。