ディアガーデンの前庭でミューレンベルギアが立派に育ちました。
秋に出す穂が赤みを帯びてスモーク状になる植物で、グラス類の仲間です。
この場所は西日がガンガンに当たるので、植物を育てるにはあまりよろしくない環境。それを逆手にとって、西日(午後の日差しや夕日)が当たったら綺麗だろうな~と思う植物を植えることにしました。それが穂が出て乾燥にも強いグラス類ってわけ。
ミューレンベルギア以外に、ウチで秋に穂が出ているのはペニセタムJSジョメニクという品種。こちらはチカラシバの黄金葉品種。小型でとても扱いやすいです。
何種類か育ててみて分かりましたが、穂を出すタイミングが季節によって違うようです。春から夏にかけて穂を出していたメリカ・キリアタやスティパ「エンジェルヘアー」、ホルデュウム・ジュバダムなどは、今の時期は葉っぱだけになっています。
穂がなくなった後、しっかり立って茂る「エンジェルヘアー」は花壇の中で役割を果たしますが、あとは茂っているけれど寝てしまうので、ちょっとだらしない感じに。そうなったら早めに地際まで切り戻すようにしています。
ちなみに、初夏の前庭はこんな感じでした↓↓↓
グラス類のいいところは放任で育つところ。雨がかかる場所なら水やりはおろか、肥料もほとんど必要ありません。冬になったら、稲を刈るように地際まで切りもどすと、株はそのまま冬越し、春になったらまたグングン芽吹いてきます。
種が飛んで増えるので、飛ぶ前に穂を切り取るか、芽吹いたところをコマメに抜いてください。外来種を野放しにしないように気を付けている私は、増えないように目を光らせ、近所もさりげなく見回っています。といっても、今のところ増えてどうしようもないと思ったことは一度もありませんが。
春から晩秋まで、グラス類でも花を咲かせる植物と同様に長く楽しめます。
ナチュラル感たっぷりで植栽にリズムを生みだすグラス類、ちょうど来シーズンに向けて今が植え時です。