今年もいかなごのシーズンがやってまいりました。私の地元、兵庫県の播磨・明石、神戸・垂水・淡路島北部の地方の家庭では、それをお醤油と生姜で甘辛く煮る「くぎ煮」なるものを大量に作る習慣があります。
私にとっては故郷を思い出す味です。ご飯のお供にぴったりで、春といえばいかなごなのです。むこうに住んでいた時はまだ若く、自分で作るというよりはいただくものでした。いま住んでいる滋賀には作る習慣がないようで誰もくれませんのでね(^_^;)、自分で作るようになりました。
旬のものというのは本当に滋味深いですね。新鮮な命をいただいて、また元気に新しい春を迎えられたことに喜びを感じています。