今日ご紹介するのは飛び出すしかけ絵本です。鎌倉のメッゲンドルファーというしかけ絵本専門店で、庭や植物をテーマにした本を何冊か見せていただいたのですが、その中にあった「フラワー・フェアリーズ」という絵本に一目惚れ♡
妖精のいる5つの場所が描かれたというか、作くられた絵本で、とても美しい絵と構成、凝った作りで大人の絵本と呼ぶにふさわしい。私は妖精が好きというよりも、庭をテーマにしていることと、この見事な細工に魅せられました。
この本によると、妖精は、木の梢、林床(森林の中の地表面のこと)、庭の花壇、生垣の隙間や湿地というところに住んでいるそうです。飛び出してきた絵のどこかに妖精が描かれていて、それを見つけるのがもう一つの楽しみになっています。子供さんはきっと目を凝らして探すでしょうね。その延長で、自宅の庭や道端の植物にも興味を抱くようになれば、世界はどんどん広がりますね。ありのまま受け入れる子供の「曇りなき眼」で見ると、ひょっとしたら何か見えるかも?
妖精や、精霊や、もののけの類(一緒にしてはいけないかもしれませんが)、人でも動物でも植物でもない何かは、たぶんいるのかもしれません。ただチャンネルが合わないので感じないだけで。
まぁね、こんなことを考えなくても、ただページをめくるたびワクワクして、ほんわかした気持ちになります。対象年齢は3歳以上と書かれてありますが、赤ちゃんから大人まで楽しめること請け合い。事務所に訪ねてきてくれたお客様の子供さんにも見せてあげたいです。オススメです!