新しい空気

一雨ごとに芽のふくらみが感じられるようになりました。弥生とは草木弥生い茂る月の意。今はまだグレーな風景ですが、月末には桜も咲いているのでしょうから、このひと月間の変化は相当なもの。楽しみでなりません。

「弥」という漢字を調べますと、

①あまねし。ひろくゆきわたる。「弥天」「弥漫」 ②時を経る。ひきつづく。ひさしい。わたる。「弥久」「弥月」 ③つくろう。とじつくろう。「弥縫」 ④おさめる。やめる。 ⑤いよいよ。ますます。いや。「弥栄(いやさか)」 ⑥梵語(ボンゴ)の音訳に用いられる。「弥陀(ミダ)」「弥勒(ミロク)」

「漢字ペディア」より参照)

三月の弥は「⑤いよいよ」でしょうか。期待膨らむ春の訪れにぴったりだと思います。

芽吹きまであと少し。

私には「いよいよ」ということは何もないのですが、急に思いついてイメージチェンジしたくなり髪を切りました。デコルテのところまであったのを20cm以上バッサリ!

うなじに風を感じます(笑)

髪って死んだ組織の集まりだっていうから、美しく保つことは本当に大変。時々バッサリ切って清潔感を維持したく。

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今迄そこにあったモノを動かしたり、なくしたりすると、新たな空間が出現します。隙間が出来て新鮮な空気が流れます。それがいいんですよね。

そういえば、ヨガをしていると、痛いところに空気を流すとか、何気なく言われます。呼吸で痛いところをほぐすようイメージをするのだそうです。そうすると、その場所に風が通ったような感じがしてスーッとします。澱みが取れたような気がするから不思議です。

ガーデンデザインの分野でも風を視覚的に感じるような自然な植栽がキテます。風通しのよい庭、風にそよぐ植物、亜熱帯化している日本にはこのような庭に癒しがあるのでは?

見た目も涼しげで心地よいものですよ。

動きがある植物がいいなぁと感じています。繊細な葉っぱ、でも性質は強いので節水できます。ディアガーデンの前庭昨年夏の様子です。

実は空気が汚れていたり澱んでいるような場所にいると、そういう雰囲気を感じるだけでも、人間の良心が低下するとか。ネガティブな影響が出て犯罪率が上がります。だから大気汚染が与える影響は底知れません。

クリーンで風通しのよい環境を作ることは、より良く生きることに繋がるのね。この春はそれを意識して暮らしてみようと思います。

滞りがちな習慣や使わないモノも捨てて、新しい風を通したい。断捨離に励もう!

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この記事を書いた人

Dear Garden 代表
ガーデンデザイナー、一級造園施工管理技士

庭づくりを通して感じたことや、最新のガーデン事情、設計について、施工現場の様子、ガーデンデザイナーの暮らしや興味があること、などなど様々なコラムをお届けします。

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