ストレリチアという観葉植物をご存知でしょうか?「極楽鳥花」とも呼ばれ、その名のごとくまるで鳥のような不思議な花を咲かせます。
ストレリチアは姿がシュッとしてモダンなので、インテリアプランツとして人気があります。特に「ノンリーフ」という品種は、葉が小さくて茎だけのように見え、とてもスタイリッシュです。それらの花が咲くと、こんなにエキゾチックな雰囲気になるのです。
この植物、うちに来てから5年以上は経っていて、ようやく、ようやく、開花しましたーーーっ!!!
5年という月日は結構長いですよ。途中に植え替えをしたから、余計時間がかかってしまったのかもしれません。とにかく嬉しくて嬉しくて。よく見知っている花でも、自分が初めて咲かせたとなると、感動もひとしおです。
この花はタテヨコそれぞれ20cm位にもなり、とにかく大きくて派手!咲く様子が珍しくて、いつも眺めています。皆様にも見ていただこうと、たくさん撮りました。順を追った画像いきますね↓
私が極楽鳥花と初対面したのは、20代のはじめ頃でした。生け花を習っていたときの材料に入っていて、なんて不思議な花なんだろうと思いました。あまりの迫力のため、鉢にうまく収められず、随分苦戦した記憶があります。
それが今、まさか自分で咲かせられるなんて!あの頃の私が見たらきっと驚くと思います。薔薇でも何でもそうですが、欲しくて連れてきたものが初めて咲いたときは、小躍りしたくなるような、純粋な感動に包まれますよね。
ささやかで密やかで甘やかな・・・この感情は、一体何に例えればいいのでしょうか…。何か心に些細なダメージがあったとしても、自分の花が咲いたのを見つけたら、吹き飛んでしまう位、ぱぁっと気持ちが明るくなります。植物を育てている限り、いくつになってもこの感動は味わえるのです。
春になったら株分けをしようと思います。そしてまた大きくなって咲いたら、倍の迫力です。楽しみだなぁ〜。