今年も梅の実が出回り始めました。
ちまちまと10年程続いている梅仕事。特に理由はないけれど、梅干しの在庫もたくさんあるし、今回はお休みしようと半ば考えていました。
ところが、先月レモン酒を仕込んだ残りのホワイトリカーが1L弱余っていて、何とも使いようがなく・・・。仕方がない、久しぶりに梅酒でも仕込むかと、2Lサイズの青梅を0.5Kgだけ買おうと出掛けました。
そうしたら、梅酒用の青梅の近くに4Lサイズの南高梅が何気に置いてあるではありませんか!4Lってかなり大きいです。いいなぁと思って手に取ったのが運のツキ。熟し始めた甘酸っぱい香りが鼻をくすぐり、あっさり誘惑に負けました。
やれやれ。
「まぁいっか、やっぱり今年も(梅干しを)漬けよう」

材料さえ揃えば、仕込むのはアッいう間。何だったらグダグダ考えている時間より短いくらいです。
今年も紀州梅園さんの「おうちで作る白干梅干レシピ」を参考に仕込みました。ポイントは重し。ビニール袋に水を入れたもので、梅酢が上がると浮いてくる梅を上手い具合に(押しつぶすわけでもなく柔らかーく)押さえてくれます。
この方法でこれまで失敗したことはなく、どうも私には合っているみたい。

家族が少ないので、仕込むのはいつも2kgまで。
1年寝かしたものをその年に食べきろうと思いつつ、でもまだ手元に2018年に漬けたものが少し残っています。それを見ると、2年も前の実なのに、全く悪くならず、しっとり柔らか。塩の向こうに未だフルーティーな風味さえ感じます。
改めて梅って凄いな、不思議だなって実感しています。