バラ園へ

一週間のご無沙汰です。諸用で実家に帰省した折に、小一時間程空いたので、十数年ぶりに「播磨中央公園」の内にあるバラ園に寄ってみました。整形式で周囲の樹々を取り込んだ修景が素晴らしいバラ園。歩き疲れない程よい大きさ、どこから見ても絵になる、植物の状態の良さ、等々おすすめポイントいっぱいのバラ園です。

兵庫県加東市にある大きな公園内のバラ園です。いいお天気で素敵な写真が撮れました♪

十数年ぶりと書きましたが、以前見たときは造園の仕事を始める前でした。当時は色とりどりのバラがたくさん咲いているだけで満足で、ピンポイントでバラばかり見ていたように思います。今は設計者の立場で見てしまうというか、自分が作るならどうする?と無意識に考えてる。もちろんバラを十分楽しみつつも、構造的なことや演出的なことにも目がいってる自分が可笑しい。

しかし良くも悪くも、以前見たのと全く変わっていないことに驚きました。庭の骨格は変えられないにしても、植栽デザインがずっと変わらないのは何故?モダンローズが中心なのでちょっと硬い。今時のバラ園はもっと柔らかい雰囲気です。それにバラ園といえどもバラしかないのはちょっと勿体無いような。バラを更に引き立てる植物いっぱいあるのになぁ。けれど、前の自分はバラだけで大満足していたのだから、このままでもいいのかもと思ったりね。おせっかいなことが色々頭に浮かぶ(笑)

満開!元気いっぱいのバラにいい気をもらえました。マルチングも完璧で、手入れが行き届いているのがわかります。

それにしても懐かしい。この花園にいると昔に帰ったみたいです。以前と変わらないでいてくれることは、故郷を離れている者からすると有難いこと。花が好きで庭が好きで。ただそれだけだった純真な?ワタシ。言葉が悪いかもしれませんが、素人目線というのも残しつつ、更にブラッシュアップしていきたいです。

水しぶき、水音、水面に光が反射してキラキラ。水の景色があると庭は俄然面白くなりますね。バラと水がうまく合ってていい感じ!

以前、バラの開花時期は入園料を払ったように思うけれど、今は無料になっていました。「春のばらまつり」は今週末(5月29日)迄です。お近くの方は是非。

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この記事を書いた人

Dear Garden 代表
ガーデンデザイナー、一級造園施工管理技士

庭づくりを通して感じたことや、最新のガーデン事情、設計について、施工現場の様子、ガーデンデザイナーの暮らしや興味があること、などなど様々なコラムをお届けします。

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