梅雨明け間近のようで、急に暗くなって降り出したり、雷が鳴り響いたりしています。この暗くなる感じ、割と好きです。涼しくなるし。
若い時は、何故あんなに太陽が好きだったのだろう?青い海と白い砂浜、年中どこもかしこも明るい家など、今はあまり魅力を感じません。ひと年とると、軒の深い日本家屋のあの暗さの意味がよくわかります。風土に合っていて、うまく作られているなぁと思います。バカンスで行くとしたら、高原のリゾートかな。
軒の浅い我が家ですが、南側にすぐおうちが建っているため、熱射線を遮ってもらえていて、おまけにそちらに窓を設けいていないので、これまで住んだ家に比べると随分涼しいのです。(逆に冬はウチが北風を遮っています^-^)
なので、室内も普段から割と落ち着いた雰囲気なのですが、夏はいつも使わないブラインドを午前中だけ閉じて、薄暗くしています。日本家屋チックな暗さには届きませんが、まぁ気分です。
「人は木陰にいて明るい草原を見る」というが、太古の昔から人間のDNAに刻まれた心地よさらしい。人が捕食されていた時代、安全を確認できる場所にいることが安らぎに直結していたのです。現代の住環境だと、家(木陰)から庭(明るい草原)を見るのが、本能的な心地良さにつながるのではないかと思っています。