ディアガーデンに来る鳥たち

昨年の11月終わり頃から、テラスのテーブルにシャリンバイの実を飾っています。黒く塗装した植木鉢の中に水を入れて、たっぷりこんもり活けました。雨がかかるので、水を足さなくてもよく、なかなかカッコイイオブジェになっています。

このシャリンバイ、元々はクリスマススワッグ用に仕入れた材料の余りでした。2ヶ月たって、少し実が縮んできたかなぁという感じ。あるとき、気配を感じてよく見てみると、ヒヨドリがその実を啄んでいました。飾りで置いているつもりが、餌をあげていたとはね。

また(゚∀゚)キターッ! ガラス越しの撮影なので、画像はイマイチですが。数メートルしか離れていないので、相当気配を消して撮影しています。
シャリンバイの黒い実を食べているところ。あられ降りしきる寒い日、ずぶ濡れになりながら、懸命に食べて。

ヒヨドリは、大事にしている数寄屋侘助椿の蜜もよく食べに来ます。花びらを傷つけてしまうので、ちょっとなぁと思うけれど、食べ物がない冬は大目にみています。今のところ糞害は気にならないし、たくさん来ることもないので、退治する程ではありません。そのかわり、春になったら害虫をいっぱい食べてよね~とお願いしています。通じてるといいけど・・・(^^;

この鳥は全長30cm弱と結構大きい上に、全身グレーで、声も甲高く、こう言っちゃ悪いけど、あんまり可愛らしくありません。もう少し暖かくなると、椿にメジロなんか来てくれると嬉しいのですが。ヒヨが追い払っちゃうかなぁ。

因みに、ディスプレイガーデンにある千両の実は、今年初めに食べられてほとんどなくなっていました。南天はまだ実がなるほど大きくないのですが、鳥たちの好物です。じつはこの千両は、鳥が運んできたもので、万両もいつの間にか生えてました。近江八幡市近郊のお宅で、いつの間にかシャリンバイが生えていたら、それはもしかしたらディアガーデンのテラスから運ばれたものかもしれませんね。

鳥が来る庭にしたい方は、こうした花木や実のなる木を植えるといいですよ。手っ取り早く呼ぶなら、ミカンやりんごを枝先に差しておくという手もあります。呼ぶ鳥を選ぶには、サイズに合わせた巣箱を置くなど、別途テクニックが必要でしょうね。暖かい部屋に居ながらにして、バードウォッチングが楽しめます。特にお子様のいるご家庭におすすめしたいな。

あとね、鳥といえば・・・( ´艸`)

このブログの常連さんなら、よくご存知の、オカメインコのクッキーちゃんが、今、また事務所に来ています!

クッキーちゃん、変わらず元気です。

こうして比べると、オカメインコはお姫様みたく綺麗ですね~。そばに置いていたくなるはずだわ。記憶力は抜群らしいから、たぶんもう私のことは覚えてくれていると思うの。来るたびにね、少しずつお互いの距離を縮めています。今回はカゴの扉を明けて、差し入れた手から餌を食べてくれました♡ツツカレてびっくりすることはなくなったし、ちょっと進歩です。

ディアガーデンに来る生き物、植物も人も含めて、色々な出会いがあります。意思疎通の方法はそれぞれ違うけれど、素直な心と博愛の精神で向き合えば、それぞれコミュニケーションは取れるもんだなぁと。こちらが勝手に、いいように思っているだけなのかもしれないけれど、少なくとも私からは、いつもオープンマインドで接したいと思っているのよね。

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この記事を書いた人

Dear Garden 代表
ガーデンデザイナー、一級造園施工管理技士

庭づくりを通して感じたことや、最新のガーデン事情、設計について、施工現場の様子、ガーデンデザイナーの暮らしや興味があること、などなど様々なコラムをお届けします。

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