台風被害の補修工事ようやく完了

9月初め近畿地方を襲った猛烈な台風による災害は、住んでいる者にとって忘れられない出来事です。ここ滋賀でも、琵琶湖沿いの防雨風林や鎮守の森などでは、いまだ倒れたままだったり、ひどい折れ方をした木がたくさんあります。

そんな中ディアガーデンでも、エクステリアに被害を受けたお宅から補修工事を請け負っておりまして、それが先週、ようやく全部完了しました。

被害に合われてから2か月余り。こんなに時間がかかったのは、カーポートの屋根材であるポリカーボネートが品薄状態で、なかなか届かなかったのが大きな要因。お客様のカーポートはディアガーデンで建てたものではなく、調べると廃盤商品でした。そのため損傷した屋根パネルは特注加工になり、余計に時間がかかりました。加えて保険会社さんの返事待ちや職人さん待ちという時間もありました。

これからもし不運にも災害にあって補修する場合、こんな感じなんだなぁと目安になればと思います。

こちらのお宅は台風の風でフェンスの傍にあった物置がフェンス側に倒れ、どちらも壊れてしまいました((+_+)) フェンスは柱ごと付け替えです。物置も新品と交換。職人さんが黙々と作業されています。

そんなこんなで、お客様には長らくご不便をお掛けして申し訳なかったです。

でも、なんとかバタバタする年末までに工事が完了出来て、本当に良かったと安堵しております。

カーポートの屋根補修完了。丸印のところが補修したところ。アクリルからポリカーボネートになりました。同じメーカーですし、色は極力合わせましたが少しだけ違ってます。この微妙なカーブが特注加工です。

こちらのカーポートの屋根には、来年また台風が来ても安易にパネルが抜けないよう、要所要所にフラットバーを固定し補強をしました。これで少しは心丈夫かと。でも、元々のアクリル板が劣化してかなり脆くなっているため、今度はドカ雪が降って30cm以上積もったらと想像すると、ちょっと不安です。

(旧製品の屋根パネルはアクリルが多く使われていましたが、現在はポリカーボネートです。ポリカの方が薄く加工性に優れ、強度もUPしています。熱射を遮断する機能も選べます。)

「出来るだけ雪は早めにどかして下さいね」

「そうします。でも最悪またパネルが抜けたらまた連絡します。保険もたぶん降りるし。 」

「何もなければいいですね。でももしものときは、私がついてますので!」

・・・ってなやり取りをして、引き上げてまいりました。

自然災害から逃げることは難しいけれど、災害保険の備えをしたり、気安く相談できる業者を知っていたりすると、問題をそこに振れるので、気持ちが楽になると思います。

Please Share!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Dear Garden 代表
ガーデンデザイナー、一級造園施工管理技士

庭づくりを通して感じたことや、最新のガーデン事情、設計について、施工現場の様子、ガーデンデザイナーの暮らしや興味があること、などなど様々なコラムをお届けします。

目次